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五色園修復活動
今年もやって参りました五色園修復活動!五色園の修復活動は今回で7回目となります。

東海地方で活動していたコンクリート像作家、浅野祥雲の聖地こと『五色園』と『桃太郎神社』の像を綺麗に修復しようという活動です。

【関連】浅野祥雲 作品 再生プロジェクト ~野外彫刻の修復・保全活動に向けて :東海珍名所九十九ヶ所巡り

私は昨年の秋に行われた犬山市『桃太郎神社』で同活動に初参戦しました。
今回は日進市の『五色園』が舞台となります。

この活動に参加する方はB級スポットファンが多く、参加者同士の交流も楽しめます。
早速私も参加してきたので、様子を紹介します。

今回の修復対象仏像

桜ヶ池大蛇入定の由来

桜ヶ池大蛇入定の由来

桜ヶ池大蛇入定の由来ってやつですね。
湖の際に立つ2つの像です。

縁結び弁財天女

縁結び弁財天女

池の真ん中に浮かぶ弁財天。
縁結び弁財天女って呼ばれてます。

川越の名号

川越の名号

川越の名号のおばあちゃん

最後は川越の名号ですね。
南無阿弥陀仏を掲げるおばあさんがいるとこ。

3体の像が並んでいるところは、足場が悪く作業も難航しそうです。

第7次五色園修復活動開始!まずは塗装を剥がす

第7次五色園修復活動

午前9時、第七次修復活動がスタートしました。
みなさん思い思いに好きな像を修復します。

まずは像の塗装を剥がす作業

まずは古くなった塗装を削ります。
ヘラでかつかつ削ります。

塗装剥がし作業中の様子

マスク姿だし、パッと見だと像を傷つけるヤンキーに見えますが、ちゃんと修復してるんです。

弁財天は大掛かりな足場を組んで作業する

池の真ん中に立つ弁財天も足場を組んで修復を行なっています。
『川越の名号』は藪の中だし、弁財天はこんななので僕は1番安全そうな湖際の像の修復に当たりました。

親鸞像に抱きつく参加者

像に抱きつくコンドウ君。
彼は僕より1歳年下の青年なんですが、仏像の乳首について研究しているらしいです。
こんな人が集まるのも修復活動の魅力!

しばらく真面目に作業した後、お昼ご飯。
おにぎりと豚汁とシュークリームとタバスコ入りチョコとピリ辛ゼリービーンズとタイヤ味のグミなどが振舞われました。

水辺の親鸞像を修復する方々

作業再開!
4人がかりで親鸞像の塗装を剥がしています。

修復作業にはメガネやマスクが不可欠

塗料を剥がすと、破片がガンガン飛んでくるのでみなさん眼鏡やマスクをしています。
僕はスッピンだったので辛かったです…(言うほど作業してないけど)

逆に像を作っているみたいに見える

何かこうみると彫刻を作っているみたいだ。

修復のため、像によじ登る参加者

お構いなしで像に登る参加者。
修復活動だから許される行為です。

浅野祥雲を中心に、B級スポットトークが盛り上がる

みんなで修復。
この日は参加者もそう多くなかったものの、やっぱりみなさんB級スポット好きが多いので、話も盛り上がります。

下地塗り

だいたいの塗装を剥がし終えると、ニスみたいなのを塗っていきます。
ちびっこも湧いてきた!

下地のみの仏像

ミイラみたいになった。

下地のみのおばあさん

おばあちゃん。

コンクリート像そのものの表現がわかる

塗装の落ちた姿を見ると、なんだかこう素材の味みたいなのが見えてきますね。

修復して初めてわかる像の意味

っていうかこの人船乗ってたんだ。

今までは埋まってて全くわからなかった。
そんな発見があるのも修復活動の醍醐味。

地味だけど、楽しかった修復活動

1日目の活動は塗装を剥がす、下地を塗るだけ。

すごーーく地味な作業だし破片にまみれて非常に辛いです。
それでも楽しいと思えるのはもちろん浅野祥雲が手がけた像ということもありますが、同じ”珍”好きの仲間たちとの会話のおかげもありますね。

こんなところじゃなきゃまず『推し大仏』なんて単語は飛び交いませんからね。

さて、2日目は色塗り!2日目は作業云々よりも強烈なキャラクターを持った参加者たちに大注目ですよ!下半身丸出し男やメーテルが登場する2日目をお楽しみに!