栃木県那須塩原市です。那須塩原といえば別荘地。というわけで、この日私はADDressという、日本全国の空き家やゲストハウスを利用できるサブスクサービスを使って、空き家となった別荘に宿泊しました。
周囲に何か面白そうなものがないかなと調べてみると、なんだか四角形をした不思議なダムがあるじゃない、というわけで行ってきました。
だれも助けに来ない山奥の別荘地
今日はここが俺の家
来ました那須塩原。この日は10月なんですが、山間部ということもあってとにかく寒い。でもどうよこの雰囲気。なんて素敵なんでしょう。こんな別荘に我が物顔で宿泊できるのがADDressの醍醐味。
勝手に住み着いた感
広々したリビングに俺1人。家の中にはもちろん、周囲にも誰もおらず、むしろ寂しい環境で1人、生きる。ここで救急車呼んでも1時間はかかるよなぁと思うと、怪我もできない。
リビングからの景色は自然。テレビなんて野暮だぜ
リビングからの景色。そこを横切るのは人でも車でもなく、鳥や獣。
とても静かな環境にゆっくりしながらも、この日私は沼原ダムへのアタックを決めた。
巨大建築物の恐怖!沼原ダムに落ちた時の想像はしたくない
流石にオフシーズンなのでひと気皆無だったけど
閑静な別荘街をバイクで駆け抜ける!(迷惑)
人より猿に注意ですな
お猿さんがいたぜ!
寒い
駐車場に到着!ここは沼原ダムに隣接している沼ッ原園地という湿原の駐車場です。登山もできるようで、午前中にもかかわらず既にいくつか車が止まっていました。
っていうかここ、別荘地よりもさらに上部にあるので余計寒く、雪まじりの雨すら降ってきました。バイクで走るだけでも過酷なのに登山とかすごいな…。こんな地の果てにある駐車場だけど、Googleマップを見るに普通に満車になるみたい。
柵の向こう側にはダム
で、この公園からはダムを一望できます。
目の前には巨大で無機質な空間が広がる
うおっ…。なんだこれ…。
沼原ダムは珍しく、アスファルトフェイシングフィルダムってタイプらしいです。要するに、アスファルトで覆われたダムですね。
特にこの沼原ダムの場合、周囲も底面も全てアスファルトで覆われています。つまり、山の中に穴を掘ってアスファルトで硬めた状態で、さながら巨大なプールということです。
また、プールの底には排水用の栓みたいなのがあって、そこから地下を通ってお隣の発電所に流れていく仕組みみたいです。浴槽とも言えますね。
風が吹くと静かに波が立つ
さて、山の中に突然現れる巨大なプール…。ということで、なんとなく見ているとそれだけで恐怖感があります。特にこの急斜面でアスファルトなので、万が一この中に落ちたら…と想像せずにはいれません。ただこう見ると急斜面に見えるけど、おそらく登れないほどではなさそう。とはいえ、この寒さなので溺れる前に凍死しますね。
まぁちょっとこの恐怖感みたいなのは写真じゃ伝わりにくいですね。空撮動画があったので、こちらを見てもらうと面白さがまたわかりやすいと思います。
那須塩原といえば黄金の巨大神像
那須塩原は別荘地ということで、なんか変な…おっと!興味深い施設がいくつかあります。その中でもインパクト大なのが、この黄金の巨大神像です。神命大神宮っていう信仰宗教団体の施設です。かなり面白かった。