群馬県高崎市、高崎駅からバス、またはタクシーで数分。小高い山の上にいらっしゃるのが『高崎白衣大観音』でございます。
1月3日のこの日は初詣の参拝客で賑わっていて、地元に愛されている観音様なんだなということがわかりました。ちびっこが父親に観音様の大きさを訪ねていて、父親も答えかねていたので、『この観音様は高崎白衣大観音と言い、全長は41mございます。大観音の中では小柄な部類ではあります。しかし、誕生は1936年と非常に古く、後の大観音建設の礎を築いた大変ありがたい観音様なのでございます。』と、伝えたかった。
高崎白衣大観音の外観
きれいな顔してるだろ。戦前生まれなんだぜ、それ。
横から見ると、身体を反らせてS字な感じで立っていることがわかります。観音様の艶かしさ表す素敵な佇まいです。基本的に観音様は無性ですけどね。
肩と腹に穴が開いてますね。戦前生まれにも関わらず、観光用を意識してちゃんと展望用の穴を開けたんですね。
でも指がちょっと汚いね。巻物もヒビ入ってるし。落とすなよ、巻物。
足は綺麗に揃ってます。足元の機材でライトアップされるのかな?
再び見上げる。こうしてみると40メートルの巨大さを感じずにはいられない。Wikipediaによるとゴジラ対キングコングの撮影で、高崎白衣大観音がゴジラと対峙するシーンが撮影されたんだとか。結局カットになったみたいですけども。
背中にはもっといっぱい覗き穴があった。ちょっと気持ち悪いね。
さて、そろそろ胎内巡りへ。受付で300円払えば観音様の内部に入ることができます。この日はわんさか観光客がいたのに、胎内巡りをする人は少なかった。面白いのに…。
高崎白衣大観音の胎内巡り
当然戦前生まれなのでエレベーターなんかはございません。ゆとり世代の牛久大仏とは違うのです。内部は非常に狭いので注意しましょう。
らくがきするようなやつがいたのか!けしからん!
掲げられていた観音様制作秘話の絵画。ゆとり世代の私にとっては新手の拷問を受けているようにか見えないのですが、これが当時の建設風景なのですね…。
観音様からの眺めは最高。実はこの日、観音様行きのバスを電車の遅れで逃してしまったので、駅からタクシーで1500円くらい払ってくることになってしまった。そんなつらい思い出も、ここからの景色を前にするとどうでもいいことなのだ。
ちなみに最上階に何があったか覚えていないけど、写真を撮っていないことから特筆すべきものはなかったんだと思う。まぁそれはいいとして、群馬観光には是非高崎白衣大観音をどうぞ。
高崎白衣大観音
公式サイト:
住所:〒370-0864 群馬県高崎市石原町2710−1
電話番号:027-322-2269
場所:Googleマップで見る
営業時間: 3月〜10月:9:00〜17:00まで 11月〜2月:9:00〜16:30まで
胎内入場料:300円
備考:2/14から1ヶ月間、観音様の小指に赤い糸が結ばれるらしい。
かんのんさま日和|高野山真言宗 高崎白衣大観音 慈眼院