念願の大谷平和観音にやってきました。栃木県、宇都宮駅から地味に遠いところにありますが、バスで1本なので助かりました。
さてさてこちらの『大谷平和観音』は、昭和23年から6年かけて、昭和29年に完成した磨崖仏でございます。
磨崖仏ってのは石とか壁とかに彫られた像のことね。大きさは約26メートルということで、鎌倉大仏の2倍くらいはある。でかいー!
大谷名物大谷石に囲まれた町
バスを降り立つとそこはもう石!石!石!石ばかりの世界。この辺りは大谷石の産地らしい。大谷石は軽くて柔らかくて加工がしやすいみたい。
それゆえに、多少の岩があってもガンガン繰り抜いちゃってる。倉庫のために穴を開けたのか、穴があったから倉庫にしたかは知らないけど。
大谷石に彫られた大谷世界平和観音
切り立つ大谷石の崖!広場に入って行くと…。
大谷平和観音ちゃんです!鬼怒川温泉とか行く時に宇都宮駅は何度か通ったことあったのですが、大谷平和観音はアクセスの都合上いつもスルーしてました。やっと会えましたね…!
周りにはぐるりと巨大な大谷石の壁が。規則的に切断されているのは、採取されたからでしょう。
観音様の脇には階段があるので、背中に行ける。
磨崖仏は基本的に背中が岩と同化しているので背中を見ることはできませんが、大谷平和観音の上半身は独立してるので裏に回れるのです。
『磨崖仏の背中を見る』なんてのはかなりレアな体験です。さーてどんな背中をしてるのか、我に見せぃ!
ストレッチマンみたいだった。
観音様は飛田朝次郎さんが手彫りで完成させたらしい。手彫りとはアップで見ると、手彫りとは思えない精巧さ。職人ですなぁ。
高台なのでここら一帯が見渡せる。やや、あそこにあるのは大谷寺ですね。後で行くから待っててくれ!
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うーんそれにしても素敵な観音様だ。あっ!?あそこに見えるのは…!
大谷グランドセンターって名前の廃墟ですね。西のマヤカン、東の大谷グランドセンターと呼ばれているらしいですが、実情は知らない。
さて、地上に降りてもう一度正面。どことなく石破茂フェイス。
足の指かわいいな。秩父の護国観音もそうだったけど、観音様の足ってよく見ると結構かわいいのかもしれない。
この後大谷寺を見て、更にその後に大谷資料館を見てきました。
っていうかマジで横穴だらけですごい。なんだこの町。