解説大仏
仮想通貨口座開設の審査に落ちた理由はシンプルで、「投資するだけの余裕がない」とみなされたからです。逆に、「借金がある」「残高不足でクレジットカードの支払いを一週間滞納した」みたいなことは一切影響しません。
なぜそう言えるのか、そして審査に落ちたらどのような対策をすれば良いのかを解説していきます。
目次(もくじ)
仮想通貨の審査に落ちた主な理由
低年収・無職などで投資をする余裕がないと判断された
生活の余裕はないけど心は豊かそうな地蔵
仮想通貨の審査では、口座開設時に入力した年収・職業・勤続年数などの情報から、「生活資金ではなく余剰資金の範囲で取引しているか」「長期的に取引してくれる人かどうか」などを判断します。
仮想通貨交換業者にとって一番利益になるのは、たくさん取引して手数料を払ってくれる人です。そのため、金融資産が乏しくすぐ退場してしまいそうな人は歓迎されません。また、そういう人を審査に通してしまうと、生活資金まで仮想通貨に注ぎ込んで身を滅ぼしてしまう可能性もあります。ある意味で、投資家を保護するためにも審査に落としていると考えられます。
金融資産はいくらが目安?:
「じゃあ審査に通るためにはいくらの資産が必要なのよ」と言われると、これはまぁ業者によってマチマチだと思います。また、例え年収が低くても会社員であれば安定しているので審査に通す、ということも考えられます。ただ、例えばコインチェックは職業選択欄に「無職」が用意されている=無職の人の申し込みも想定しているので、こういうところから各業者がどういうユーザーからの申し込みを想定しているのか、確認してみると良いと思います。
それ以外の理由で審査に落ちることはほとんどない
親が金持ってそうな地蔵
金融資産の不足以外の理由で審査に落ちる原因は、未成年とか、反社会的勢力とか、過去にその会社でなんか迷惑かけたとかのレベルでしょう。書類不備の場合でも基本的には業者から再提出を求められるのが普通で、いきなり審査落ちするわけではありません。
また、仮想通貨の口座開設の審査では申し込み時に入力した情報だけで審査を行います。借金の有無や破産歴、滞納履歴なんかは入力する必要がないので、一切関係しません。
クレジットカードやローンの審査の場合は、個人信用情報を確認することがあります。仮想通貨ではそれもありません。そのため、ブラックだとか、多重申込だとか、そういう概念もありません。
- 期間問わずクレジットカード、ローン、分割契約した商品等の滞納履歴
- 携帯料金の踏み倒し
- 借金、ローン、リボ残高の有無
- 自己破産、任意整理、個人再生履歴
- 他社の申込履歴
仮想通貨の審査に通らない人でも口座開設するための対策方法
では一度審査に落ちた人が、改めて審査に通るためにはどうしたら良いのか?思いつく限りでは「余裕を持って投資できるように資産を増やす」「現状でも審査に通る会社が見つかるまで申し込み続ける」の2つかなと思います。
ただ資産を増やすなんてのはそう簡単にできるものではありません。なので、落ちた会社とは別の会社に申し込みましょう。審査基準は各社マチマチなので、資産100万円以上ないとダメという会社もあれば、10万円あればOKという会社もあります。となると、結局は自分の今の状況でも審査に通れる会社が見つかるまで、申し込み続けるのがすぐできる対策です。
中でも審査が甘い可能性がある業者を紹介します。
コインチェック:無職でもOK!?取引所ありで取引手数料無料!最強取引所
画像引用元:仮想通貨取引所・販売所の口座開設|Coincheck(コインチェック)
最大年利5%でBTCを預けて増やせる
仮想通貨の審査に通らない人に最もおすすめするのは、コインチェックです。その理由は、無職でも審査に通る可能性があるからです。
コインチェック申し込み時に、職業を選択肢から選びます。その中に「無職」が用意されています。他社をみると、そもそも職業欄に「無職」が用意されていないこともあります。つまりそもそも無職の人の申し込みを受け付けていないわけです。
しかしコインチェックには「無職」がある。ということは、無職の人が申し込んでも、審査に通る余地があると考えられます。そして無職の人でも審査に通る可能性があるということは、少なくともそうじゃない業者よりも審査基準が低いのだろうと考えられます。これがおすすめする理由の1つ目。
2つ目は、単純に取引環境が優れていることです。仮想通貨の購入窓口には、「取引所」と「販売所」の2種類があります。例えばコインチェックの場合「取引所」と「販売所」があります。しかしDMMビットコインには「販売所」しかありません。
で、大事なのは「取引所」があるかどうかです。実は仮想通貨を売買する際、取引所の方が圧倒的に良いレートで売買できます。その理由はちょっと複雑ですが以下の通り。
- 取引所:利用者同士が通貨を売買する場。業者は取引手数料で利益を得る
- 販売所:利用者が業者を相手に売買する場。業者は販売価格に手数料を上乗せして利益を得る
取引所では業者は取引に参加せず、手数料で利益を得ます。一方販売所では業者自ら取引に参加します。そのため、場合によっては損失を被ることもあります。そうなりにくいように、スプレッドと呼ばれる実質的な手数料を売買価格に含ませておきます。よって、販売所では業者に有利なレートで売買することになるわけです。
販売所は「注文が簡単」「絶対注文が成立する」というメリットもあります。しかしあなたが仮想通貨を売買する理由は「儲けたいから」のはず。販売所は最初から悪いレートで売買することになるので、これを使う理由はないです。
というわけで、コインチェックには「取引所」がちゃんとあるので安心です。しかも珍しく、取引所での取引でも手数料がかかりません。これはかなりすごい。
なんで取引所なのに手数料が無料なのか。その理由の1つは、「販売所」で儲けているからだと思います。取引所は使い方がよくわからないからという理由で、販売所で取引する人が一定数いると思います。そういう人たちのおかげで、取引所の手数料が無料で提供できるんでしょうね…。
業者によっては「販売所」「取引所」と明記されていないこともあります。でも見分けるのは簡単。基本的に取引所では「板」があり、せわしなくたくさんの数字が流れます。また、数量だけでなくレート(価格)も自分で入力します。販売所では業者がレートを決めるので、数量の入力欄しかありません。
GMOコイン:取引のたびに手数料がもらえる
画像引用元:ビットコイン・暗号資産(仮想通貨)の取引ならGMOコイン
PostOnly注文で取引手数料がもらえる
GMOコインも取引所での売買が可能です。しかも取引手数料を払うのではなくもらうことができます。
実際には手数料はTaker/Maker制で、BTCを取引する場合、Takerになれば注文金額の0.05%が、Makerになれば-0.01%がそれぞれ発生します。つまりMakerになれば手数料をもらえます。
TakerになるかMakerになるかはその時の状況によって変わります。しかし注文時にPost-Onlyと呼ばれるオプションを使うことで、常にMakerになるように注文が成立します。つまり常に売買で手数料がもらえます。
出金手数料も無料なので、入金から取引、出金まで一切のコストなしで終えることも可能です。コスト面ではかなり優秀な業者であり、おすすめです。
- Post-Onlyオプションを使っての取引で常に手数料がもらえる
- 申し込みから取引開始までが最短10分
- レバレッジをかけた取引も可能
仮想通貨の審査に落ちても気にしなくて大丈夫!
てなわけで、仮想通貨の審査の仕組みは以上の通り。仮想通貨の審査に落ちてもあんまり引きずっちゃってもよくないです。さっさと切り替えて次に行くのが懸命ですね。
紹介したコインチェックは、積立投資にも対応しています。これを使えば毎月一定金額分のビットコインなどを積み立ててくれるので、値動きの激しい仮想通貨には最適な取引方法だと思います。自分も積立投資ではないですけど、目安のラインまで下がったら買う、というのを繰り返しています。