3月に入っていよいよ春めいた気がしてます。この時期に顔を出す花や虫を見ると、「今年もよろしくね」と声を掛けてしまうのは私だけではないはず。てなわけで、最近はよく散歩をしています。あてもなく街をさまよって、路上を観察するのです。そんな私の路上観察記録をご覧ください。
路上観察の醍醐味、超芸術「トマソン」
紹介します、トマソンです。トマソンとは何かを説明しますね。嘘みたいな本当の話なのですが、トマソンってのは元々「プロ野球の助っ人選手の名前」です。で、その選手がまぁ全く打てない選手だったので、トマソン=街中にある役に立たないもの、と呼ばれてるわけです。まぁ、こう書くとちょっとあまりにトマソン選手に不名誉なのですが、正確にはその役に立たない中にも美しさとかそういうのを感じるってことで、必ずしもネガティブなアレだけじゃないので、トマソン選手に会う機会があれば誰かそこは補足しておいて欲しいところです。
で、話が長くなりましたが、上の写真こそがそのトマソンです。ちょいと地味なんですが、写真中央にある鉄板がですね、その存在意義を果たせていないんです。おそらく元々柵も電柱もなくて、昔はこの鉄板をつかって車や自転車が入り込めたんでしょうね。
そして何気に神慈秀明会の駐車場なんですねこれ。神慈秀明会と言えば信楽のアレです。
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これもトマソンなんですかね。だって別にガードレールいらなくないか?ここ。左の石垣が道路にせり出ているせいで、多少車幅が狭くなるから注意のために置いてあるのかな。
これはトマソンの定義からは外れそうです。これ、側溝が土砂で埋まっちゃってるんですよね。なんでこんなことになったのかわかりませんが。降雨時にはどういう状況になるんですかね。雨水がどっかでせき止められちゃいますよね?
これもトマソンのようでトマソンではない。これを言葉で表すなら、「配慮」ですかね。木の邪魔にならないように柵が設けられていました。
階段の道路がなんか良い
道を歩いていると、急に階段が出てくることありけり。屋外にある階段ってなんか好きなんですよ。別に過去に何かあったわけじゃないけど、どこかノスタルジックな気持ちになりませんか?
こういうひっそりとした階段も良い。夕暮れ時に階段であの子と遊んだグリコを思い出します。そんな思い出はありません。
こちらは少しスタイリッシュな階段。これを建設するためには緻密な計算が必要となりそうですねぇ。斎藤建築賞をあげたいと思います。アッパレ!
さてこちらは断崖絶壁の階段です。この角度から見ると、このガードレールの向こうに階段があるなんてわかりませんよね。
ガードレールの裏側はこんな感じ。広い階段だけど、ガードレールのせいで出入り口が狭くなってるのもポイント高い。
路上観察記録をつけていこう
そんなわけで日々、休憩がてら路上観察と称して散歩をしています。こうやって「路上観察するぞ」という目的で道を歩くと、今まで見えていなかったものが見えてくるのがとても良いです。でもあまりのめり込むと本来見えなくて当然のものまで見えてきそうか気がします。それは夢か、幻覚か、はたまた長い奴隷の歴史か!
これは普通にただの鳥居です。綺麗だったので撮っただけです。
以上です。また路上観察で面白いものがあったら紹介します。ダイナマイトに火をつけろ!
この記事の撮影機材
カメラ1:RX100M3
カメラ2:DP3Merrill