ヤンチャ座り
富山に来ました。神通川とかいうありがたい感じの名前の川に沿って県道188号線を進むと、「ふれあい石像の里」というスポットに辿り着きます。
山の斜面にこれでもかと石像が立ち並んでいて、しかもその表情がとても豊か。それでいて案内は少なく、一見しただけではここが何なのか全くわからず、珍スポットとして有名です。
ふれあい石像の里とおおざわの石仏の森
南北に里と森
この施設、実は2箇所に分かれています。南側にあるのが「ふれあい石像の里」で、北側にあるのが「おおざわの石仏の森」です。ただまぁ、どちらも同じような石仏が置いてあることに変わりはないので、その違いはよくわかりません。
石像が並びまくっている
今回は主に「ふれあい石像の里」の方を重点的に見つめてきました。ご覧の通り。森の隙間を縫って石像がびしゃーっと並んでいます。
並ぶ一般人
そして面白いのが、この石像たちの多くが神様やお坊さんではなく、「ただの人」であるところ。
紳助兄さん!?
なので例えば、このように満面の笑みでピースしているおじさんがいることもあります。
ミルクボーイ内海さん!?
酒飲んでるおっさんまでいる。
ふれあい石像の里の由来
ただただ並んでいる
とまぁこのように不思議なスポットなんですが、辺りには特に案内などもなく、このスポットがなんなのかよくわかりません。
個人が作っちゃった系
ちょっと調べてみるといくつかのサイトで詳しく紹介されていました。要するに、地元の実業家の方が地域おこしや故郷への恩返しを込めて作ったそうです。「石仏の森」は94年、「石像の里」は95年に作られたということで、意外にもその歴史は浅い。
【参考】富山市内のナニコレ珍百景!!? おおさわの石仏の森・ふれあい石像の里 : 観光とやまねっとブログ
【参考】石像400体並ぶ謎の施設 恐る恐る訪ねると…:朝日新聞デジタル
クローン人間
また、石像のモデルはその方の友人等お世話になった方々で、写真をかなり腕のある中国の彫刻作家に送り制作してもらったものとのこと。聞くところによると、写真を募ったわけではなく、自分が持ってる写真を送ったそうで、つまり「勝手に石像にした」ようです(笑)
石像としてのレベルはかなり高いと思える
それゆえに一般人であり、表情豊かで、なおかつ精巧なんですね。歴史が浅いこともあり、未だご存命の人も多数いらっしゃるそうです。並べて写真撮りたいわー。
その名を刻め
そして台座には人々の名前が刻まれています。
強そう犬
犬までいました!
羅漢像エリアはオリエンタルに
草原と石像が東南アジアテイスト
ふれあい石像の里もおおざわの石仏の森も、どちらも一般人石仏とは別に、羅漢像もあります。羅漢ってのはお釈迦様の弟子で、「お釈迦様の教え」をまとめる大会議の様子をたくさんの像で表した五百羅漢像ってのが有名で日本各地にあります。ここもその1つですね。
100年気球メトロポリス
とまぁあくまで「会議の様子」なんですが、どこの五百羅漢を見ても会議している感じに見えないのが特徴です。
シェー
踊ってんの?
聞き上手
聞いてるふり。
廃車
羅漢像の近くにはずっと放置されている車両があります。去年来たときはここまで窓ガラスが割れてなかったのに…。罰当たりな奴がいるもんです。
2つの建物
入口は閉ざされていた
石仏の森、石像の里それぞれ建物が1つずつあります。こちらは石像の里にある施設なんですが、閉鎖されていて内部を見ることはできません。
石仏に紛れた闇討ちには気をつけよう
一方で石仏の森にある施設は休憩スペースとして度々開館していて、管理人の方にお話を伺うことができるそうです。行ってみれば良かったね。
この記事の撮影機材
カメラ1:α7C
カメラ2:DJI Mavic Air
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