マネーフォワード for 住信SBIネット銀行の画面
2022年12月7日に、マネーフォワード無料会員の連携口座数が10件から4件に減少しました。これまでも無料会員の改悪は度々行われてきましたが、今回ついに大幅な改悪となりました。
これを受けて色々と乗り換え先がおすすめされてますが、その論争に終止符を打つであろうものが「金融機関・特定サービス向けマネーフォワード」です。
マネーフォワードには、下記の銀行・サービスと提携して提供しているバージョンがあります。
【ご提供しているサービス】
「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」
「マネーフォワード for YMFG」
「マネーフォワード for 静岡銀行」
「マネーフォワード for 東邦銀行」
「マネーフォワード for 滋賀銀行」
「マネーフォワード for 群馬銀行」
「マネーフォワード for 岡崎信用金庫」
「マネーフォワード for 三井住友信託銀行」※Web版サービスのみ対応
「マネーフォワード for 筑波銀行」
「Linkx家計簿 Powered by マネーフォワード」
「マネーフォワード for 栃木銀行」
「マネーフォワード for <みずほ>」※Web版サービスのみ対応
「マネーフォワード for JAバンク」
「マネーフォワード for 徳島大正銀行」
「マネーフォワード for アフラック」
上記のマネーフォワードの場合、2024年7月時点においても、連携口座数が10件のままです。改悪前と同じ環境で使い続けることが可能であり、乗り換え先として最も相応しいと言えます。
目次(もくじ)
マネーフォワード for 住信SBIネット銀行に乗り換えてみた
画像引用元:マネーフォワード for 住信SBIネット銀行 | スマートフォンアプリ・ツール | NEOBANK 住信SBIネット銀行
ひとまず実際に乗り換えてみたので紹介します。今回私が乗り換えたのは、提携版の1つである「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」です。本来のマネーフォワードとは別にアカウント開設が必要ですが、住信SBIネット銀行の口座がなくても利用できます。
【公式サイト】マネーフォワード for 住信SBIネット銀行 | スマートフォンアプリ・ツール | NEOBANK 住信SBIネット銀行
マネーフォワード for 住信SBIネット銀行の使い勝手は本家と違いなし
アカウント開設できたら、本家と同じように口座連携していって準備完了です。
ランクもわかる
実際にしばらく使用してみたところ、資産管理ツールとしての使い勝手は全く変わりありませんでした。それどころか広告がなくて見やすく、また、住信SBIネット銀行のランクや無料手続き回数も見れます。
全部で11件のデータを連携可能:
マネーフォワードに連携できる金融機関は10件ですが、この提携版の場合は提携元を除きます。例えばSBI版の場合、SBI銀行+10件の金融機関を登録可能です。ちなみにSBI証券は普通にカウントされます。
提携版は今後も改悪されない可能性が高い理由
左上の資産内訳も、モザイクかけましたが実際は正常に見えます
あくまで推測ですが、提携版は今後も連携口座10件のまま維持される可能性が高いと思います。
まず下記の本家マネーフォワードの改悪の歴史をご覧ください。私が把握している中で、無課金ユーザーには過去3回の大幅な改悪がありました。
- 2015年11月以前:【改悪①】一括更新が終了、連携口座上限が10件に改悪
- 2020年7月7日:【改悪②】資産推移、資産内訳が終了
- 2022年12月7日:【改悪③】連携口座上限4件に改悪
懐かしの資産推移もわかる! ※グラフを一部加工しています
そんな中、「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」は、2015年11月27日に登場しています。改悪①が行われた後に登場したので、連携口座上限数は10件で、一括更新はできません。
しかし、提携版ならば資産推移、資産内訳は今でも確認可能です。つまり、登場から現在まで改悪①直後のバージョンが維持されているわけです。改悪②すら適用されていないため、今後も提携版に関しては改悪しない方向で維持されていくのではないかと思います。
項目 | 通常版 | 提携版 |
---|---|---|
広告表示 | あり | なし |
連携口座上限 | 4件 | 10件 |
一括更新 | × | × |
資産内訳 | × | ○ |
資産推移 | × | ○ |
今はまだ提携版への乗り換えでOK
乗り換え先候補として「お金のコンパス」や「スマー簿」などが紹介されることがよくあります。自分もいくつか乗り換えて使用してみましたが、やっぱりマネーフォワードが恋しくなります。
プレミアム会員になれば全て解決なんですが、お金の管理のために月500円払うのもなんだかな…というわけで調べてみたところ、こうした提携版があることを知り、しかも無料プランで十分使い続けられることがわかり、ひと安心です。
今の所これまで通り快適に使い続けられてるとはいえ、こっちのバージョンのユーザーが増えるとまた改悪されてしまう可能性はありますが、ひとまずの乗り換え先としてベストな選択肢でしょう。提携版も改悪されたらもう大人しくプレミアム会員になりましょう!
【公式サイト】マネーフォワード for 住信SBIネット銀行 | スマートフォンアプリ・ツール | NEOBANK 住信SBIネット銀行