真っ白すぎて何も見えないぜ
ちょい前の話ですが、静岡県の大井川に行ってきました。ここ、SLが走っていたり、湖上の駅があったり、そして紅葉が綺麗だったり、観光スポットとしてなかなか人気の場所です。
そんな中、井川大仏というちょっと地味な大仏があったり、廃線跡があったり、マニアを喜ばせてくれるものもあります。
大井川鐵道の廃線跡を歩く
まず訪れたのがこちら。大井川鐵道の廃線跡を「廃線小径」に整備してちょっとしたウォーキングコースとなっています。全長1km程度ですが、廃線跡なので枕木や小石に足を取られてクソ歩きにくいです。
ただし、道中には色づいた木々や、その隙間からちらほら見える大井川もあってまぁ綺麗ではあります。ただ1km走破した所で何もないので、飽きたら早めに戻った方がいいです(笑)
廃線小径
大井川鐵道は元々中部電力のための路線でしたが、途中から現在まで旅客鉄道として使われています。しかし井川駅-堂平駅区間のみは一貫して貨物用として使われていたそうです。そしてこの井川駅-堂平駅区間は1996年に休止状態となり、2013年に「廃線小径」に生まれ変わりました。
かつて堂平駅があったであろう場所
この辺りが終点、堂平駅跡です。貨物駅ということで、敷地は結構広めです。ちなみにこの辺りは車でも訪れることができます。この堂平駅からはさらに延伸する計画もあったそうですが、その辺は実現しなかったようです。
ちなみに大井川鐵道にはここ以外にもいくつか廃線跡があります。中には川の底に沈んでしまった駅などもあり、調べると結構面白いです(当然、そのほとんどは容易にアクセスできない)。
こんなところに井川大仏
本日のゲストは井川大仏さんです
で!その堂平駅を過ぎてしばらく行くと、井川大仏ってのがあるんですねぇ。これがなかなか小高い丘の上にありまして、ハァハァ言いながら登っていくとこの通り鎮座してらっしゃいます。先程の廃線小径はああ見えてもわりと観光客いるんですが、ここはめっちゃ閑散としてます。まぁそりゃあ大仏見に行こうとはなんないすよねぇ。
全長11メートルらしい(台座込み)
さてこの井川大仏、ご覧の通り真っ白です。真っ白っていいものですよね。欧米の方々なんてみんな歯のホワイトニングしてますけど、本当に綺麗ですもんね。というわけでこの大仏、1980年に地元の歯医者の方が4年間かけて建設したんだそうです。ここから少し行った先に井川診療所という立派な建物があるので、そこの方だと思います。
優しそう
歯医者の大仏だから白いのかはわかりませんが、このように真っ白で、歯の健康祈願に訪れる人もいるとかいないとか…。
毘沙門天
大仏のお隣には小さな毘沙門天兄貴もいました。ポツーン。
井川大仏から見る大井川
誰もいなかったので、強烈な西日の中ドローンを飛ばしてみました。ご覧の通り、井川大仏の眼科には大井川が流れています。
大井川の風景
まるで北欧のような美しい景色です。あ、ちょうど写真中央の岬にちょっと目立つ白い建物があると思います。それが井川診療所です。
なかなかの山奥で道中大変でしたが、良い散策でした。
長野にある白い大仏
白い大仏と言えば、長野県で見た白馬大仏を思い出します。あれもまた大きな大仏で、さらに全身真っ白でした。かなり放置気味で、そのお顔もかなり汚れてしまっていました。今も元気にやってるかな?
この記事の撮影機材
カメラ1:RX100M7
カメラ2:DJI Mavic Air
大井川大仏の詳細情報
公式サイト:なし
住所:〒428-0504 静岡県静岡市葵区井川
電話番号:大仏が電話に出ると思う?
場所:
Googleマップで見る
営業時間:いつでも
入場料:無料
駐車場:それなりにあり
備考:夢の吊り橋へは井川大仏の駐車場に停めて行くといいです。