洞窟内の鳥居。怪しげ
洞窟です。ここではなんとまぁ、戦時中の坑道を利用して夏祭りが行われていたとのことです。現在は放置されていますが、当時の残留物が残っています。祭りの廃墟というのも珍しいのですが、さらに洞窟内となれば日本でここだけかもしれません。
【参考】「洞窟の中に露店が立ち並び…」6年前に姿を消した《奇祭の廃墟》に潜入 地下坑道に残されていた“衝撃の光景” | 文春オンライン
洞窟の中で行われる祭りとか怪しすぎるだろ…
とても祭りが行われていたとは思えない
写真にはありませんが、出入り口は水没しているため、ウェーダーを着用してチャプチャプしながら進みました。このお祭りが終了してからまだ5、6年ですが、それだけでもうこんなに水が溜まるのねって感じでした。
あ、お祭り感出てきたわ
内部を進んでいくとこんな洞窟に似つかわしくない七夕飾りが出てきました。この辺はそのまま放置なんですね。
地下ではないけど
いわゆる「チンチロ」でしょうか。この地下労働施設でも日本円が流通していた証拠ですね。
幻のうどん屋
のぼりまで放置されています。
洞窟と言えばうどん
洞窟名物ってなんだよ。と、ツッコミたいところですが、実際に洞窟内ではこのうどんが人気だったようです。その理由は鹿取さんの記事をご覧ください。
ユニバーサルデザイン
うーんこれはかべ。
ライトを消せばもちろん真っ暗
鹿取さんの記事を見ると、洞窟内で夏祭りが行われた理由は「洞窟内なら涼しいから」という理由。そりゃそうだって感じだけど、搬入とか色々と大変だろう。逆にいえば、大変だからこそこうやって残留物があるんだろうけど、すっごい大胆なお祭りですね。
別の洞窟にも潜ってみた
かなりアドベンチャー
お祭りとは関係ないのですが、近くにもこれまた別の洞窟が残っています。こちらも同じような作りなので、同じく戦時中のものなんでしょう。
カメラ濡れないで良かった
そしてこちらの洞窟は水没っぷりがより激しい。慣れればどうってことないけど、最初はビビりましたね。
もはや鉄くず
こちらの洞窟は本当にただの洞窟です。祭りも何もありません。しかし残留物がいくつかあります。例えばこの軽トラ。今まで見てきた放置車両の中でも圧倒的な崩壊具合は、洞窟の湿気によるものか。
迷い込んだのかな
骨もありました。誰だろう。お顔しか残ってませんが、結構大きいですね…。
もしかして戦時中自転車?
自転車もいっぱい捨ててありました。
もう一つの軍艦島
今回の写真を見返していて、池島を思い出しました。長崎県にある島で、島全体が炭鉱で栄えました。そう、あの有名な軍艦島に似た歴史を持ちます。そして軍艦島とは違い、池島はわりと自由に探索できるのがすごい。