見下ろす、大久喜鉱山跡を!
愛媛県の内子町に来ました。この辺は昔ながらの家屋が多くて観光地としても人気のスポットです。そこから少し外れて山に行くと、大久喜鉱山跡があります。既に大部分が解体され見所は少ないのですが、行ってきたのでぜひ見ていただきたい。
大久喜鉱山を散策しよう
緑の中を走り抜けていく真紅なバイク
長く、狭い山道をしばらく走り続けます。ただ路面はほぼ舗装されているので、そこまで困難なアクセスじゃなかったのが幸い。
鉱山にplay back
急に視界がひらけたと思ったら、鉱山跡そのものに到着しました。
ポツーン
巨大なズリ山を背景にバイクを撮影。自分がちっぽけに感じましたね…。
かわいいぬいぐるみも置く場所を間違えると怖くなる
周囲を散策すると、廃鉱山に似つかわしくないファンシーなぬいぐるみが放置されていました。
レースしてるみたい
そして辺りは整地されていて、コーンやタイヤが等間隔に置かれています。どうやらモトクロスのコースか何かに転用されているようですね。
見る影もない
大久喜鉱山の最上部につきました。ご覧の通り、既に遺構のほとんどが解体されています。
下々の人たち
とても良い眺めです。小田川を見下ろすことができます。
300人ほどの従業員がいたという
この斜面に鉱山施設が立ち並ぶ姿はなかなか壮観だったと思います。現役時代には、下部に学校もあったと聞きます。
現役時代の写真はとてもクールだった
だいたい1930年ごろから、1971年ごろまで使われていたそうです。鉱山あるあるですが、現役時代はとても栄えていて、周辺地域の中で最も早く最新の映画が上映されるなど好況だったそうです。
住居跡などを探索してみる
イーグルアイ
さて、周辺を空から見てみると、森の中に家屋が点在しています。生い茂りすぎて全部は見れませんでしたが、一部を見て来たので紹介します。
竹藪の中に残る廃屋
竹をかき分け辿り着きました。鉱山関係者の住居ですかね。内部を見てみます。
未だその姿勢崩さず
自転車の化石がありました。
ベロン
見応えのある残留物はそれくらい。内部はもうボロボロで、もぬけのからでした。
他にも施設の跡が見られるのですが、探索は困難そうでした。秋冬に訪れればまた深部まで見ることができそうです。
立ち往生の末、転倒
先ほど紹介した映画館がおそらくここにあったんだと思われます。車のワダチがあったのでたどってみたら、先は袋小路になっていたのでUターンしました。しかし、路面がぬかるんでいてバイクだと戻れなくて、車体を押し上げながら坂道を脱出しました。めちゃくちゃしんどかった…。
見上げる大久喜鉱山
特に見どころがあるってわけではありませんが、それでも何かあるんじゃないかと探索してしまいました。その結果大変な目に遭いましたが、無事に戻れた今それも含めて楽しい探索でした。廃鉱山は危険がいっぱいだけど、探索するのが楽しい廃墟でもあります。
この記事の撮影機材
カメラ1:α7C
カメラ2:GoPro HERO7 Black
カメラ3:DJI Mavic Air
カメラ4:Insta360 ONE X2
鉱山を楽しむ男
鉱山ってのは現役時代でも危険なのに、廃墟となるともっと危険です。それでも巨大で複雑な鉱山を探索すると楽しいのも事実。滋賀県にある土倉鉱山は意外にも誰でもウェルカムな鉱山で、とても楽しむことができました。その様子をご覧ください。
※しかしその後、立入禁止となってしまいました。
大久喜鉱山の詳細情報
公式サイト:なし
住所:〒795-0301 愛媛県喜多郡内子町五十崎甲
場所:Googleマップで見る
備考:途中の分かれ道で上の道を選ぶと詰む