神奈川県川崎市でございます。川崎駅から歩いて数分のところに、『河原町団地』と呼ばれるでっかい団地がございます。非常に特徴的な建物なので珍スポットマニアの中にもファンの多い物件です。
すごい豆まき2015開催の前に時間ができたので、せっかくなので巡礼してきました。
目次(もくじ)
街全体が団地
早速この地図を見てくれ。これは『神奈川県川崎市幸区河原町』の範囲を示した地図なのですが、見事に全部団地。河原町=河原町団地なのでございます。
てなわけで河原町に踏み込むと、周りを団地の巨大な壁に囲まれます。常に視線を感じる気がして怖い。
5階までは階段上になっていて、それ以降の階層は一般的な団地のように垂直に伸びています。横から見るとちょうど『Y』字をひっくり返したような形状をしているわけです。
なぜ下層階が段々畑になっているのか。おそらく日当たりの問題でしょうか。とはいえご覧のとおり最下層は日陰に入ってますが。
むしろ上の階のベランダから飛んできたゴミなんかが入ってきそうですね。このように巨大な団地が15棟あります。団地王国。
河原町団地の内部
人の住んでいる場所なので、カメラを片手に徘徊するのは忍ばれますがお邪魔させていただきました。逆Y字型の団地の1階部分は広場になっています。
結構薄暗いので雰囲気あります。この写真は露出を抑えているので大げさに暗いのですが。中には上から物が落ちてきて危険なので、広場の使用が禁止されている団地もありました。
確かに、見上げると吹き抜けになっています。
ちょっと廊下が暗すぎて住む分には不安になりそうですが、この薄暗い感じは九龍城砦やサイバーパンクなスラム街が連想されて非常に良い。そんな言い方しては住んでる人には申し訳ないのだけれど。
でも清掃に関しては、ちゃんと団地のゴミステーションがあるからか、清潔に保たれていました。
更に上の階も見てみます。
最上階です。ミルフィーユのごとくなんの変哲もなく積み上げられています。エレベーターは4基ありましたが、朝の時間帯なんかは大変そうだな…。
気が狂いそうなほど均一。そんな中祖される洗濯物。別の場所でも、手すりに洗濯物を干す家がいくつかあった。ベランダだけじゃ狭いんだろうか?
河原町団地はすごかった!弐瓶勉の漫画『BLAME!』のような世界観でした。漫画のように世界が構造物に包まれたら、世の中はこんな感じになるんだろなーと妄想しながら歩きました。
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河原町団地
公式サイト:ない
住所:〒212-0007 神奈川県川崎市幸区河原町
電話番号:
場所:Googleマップで見る
備考:あくまで人の家だから節度を持って訪問しよう