愛知県蒲郡市の三ヶ根山スカイラインがやばい。ここの道路はもうすごい有様で、走っていると廃墟廃墟廃墟墓墓廃墟!というなんとも言いがたい荒んだ光景を見ることができます。ま、山の上なんで眺めはいいんですけどね。
そんなデスロードの中でもとりわけ目立つのが、この三州園ホテルです。山の上に建つ巨大なホテル廃墟で、火事によって焼けおちた外観はもう要塞以外の何者でもない!愛知県の廃墟の中でも、規模といい見所の多さといい、トップクラスだと思います。
愛知が誇る巨大廃墟
くだんの巨大廃墟の入り口にやって来ました。入口からしてもうこの焼けっぷり。
火事は何度も起きているようで、その外見はもう無機質な要塞らしいお姿に。華やかなホテルだった頃の面影はもうない。
昔はどんなに豪華な外観だったんでしょうか。
サイドから。
ねずみ色のでかい建物がホテルそのもので、左の白い建物は恐らく従業員寮だと思われます。ホテルの最上階にガラス張りの露天風呂があったという。
巨大廃墟の内部には、美しい景色が広がっていた
入ってみると、エントランスは吹き抜けで、巨大な階段が待ち受けています。火災のせいで退廃的な雰囲気も纏っていて、普段じゃ絶対見られないような、非日常的な美しい景色を見せてくれました。
漫画BLAME!の世界みたいです。こんな素晴らしい光景を見せてくれたこの廃墟に感謝。
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ずっとこの階段を見つめていたくなりますが、これだけ巨大な廃墟なので先に進みます。ちょっと心配でしたがこの階段を上って上の階へ。
今度はまるでスラム街のような光景が待っていてくれました。三州園ホテルよ、どうしてあなたはそんなに楽しませてくれるの。
「死」という字には1つ足りない。
横に吹き抜けている部屋からは三河湾を見ることができました。
これはお部屋の写真。荒れてる部屋もあれば、荒れてない部屋もある。
浴場。夕暮れの日差しが良い感じに差し込んで来た。ここでも三河湾が見渡せる。なんて贅沢な浴場なんでしょう。
浴場の更に上、最上階はパノラマ露天風呂みたいな感じでした。 元々は一面ガラスで囲われていたみたいですが、現在は超解放的になっています。危ない。
巨大過ぎて紹介し切れません!
1階、ロビー奥には厨房がありますが、光が届かないので真っ暗でした。
さようなら三州園ホテル。
これだけの物件なので、そう簡単には解体されないことを祈る…。
蒲郡には廃墟・珍スポットがたくさん!
今回紹介した三ヶ根山スカイラインだけでなく、蒲郡にはたくさんの怪しいスポットがあります。その中でもマイナーですが面白いのが蒲郡駅の地下街です。
「蒲郡に地下街なんてあったっけ?」と思われるかもしれません。実は元々駅を跨いで南北に地下街があったのですが、南口だけが閉鎖され、北口のみ地下街が残っているです。
そしてこの地下街がよく言えばレトロ、悪く言えば…スラム!