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俺しかいない街
俺しかいない街

北海道の釧路市です。有名なのが雄別炭鉱。1919-1970年にかけて稼働していたそうです。

阿寒の市街地から舌辛川にそって北にズイズイ進んでいくと、住居から廃線跡、さらには病院などと様々な遺構を見ることができます。一部の様子をサクッと見てきたので、紹介します。

まずは雄別炭鉱住居跡へ

全部で10棟くらいある
全部で10棟くらいある

しばらく行くと住居跡が見えてきます。

上下左右の間隔は狭い
上下左右の間隔は狭い

外から見る限りあまり広いとは家なさそうな住居です…。当然施錠されていて、内部の様子は窺い知れませんが、もぬけの殻っぽかったです。周囲は草刈りが行われているのがありたい。

この住居の近くには雄別炭礦歴史資料室があるのですが、この日はお休みでした。よって、雄別炭鉱の知識はまるでなし!どれくらいの人員が携わっていたんですかね。

煙突は今も森の中に

今にも獣が飛び出してきそうな
今にも獣が飛び出してきそうな

住居を過ぎてさらに進んでいくと、道もアスファルトから砂利道に変わっていきます。そんな中見えてくるのが大きな煙突。

森の中の煙突
森の中の煙突

ちょっと藪漕ぎするとお近づきになれそうでした。しかし、やはり、内部から見上げたい。

植物ブロック
植物ブロック

頑張れば内部に突入できそうですが、これは頑張りたくない。

その煙は何を焼いたのか
その煙は何を焼いたのか

そんなわけで外から眺めるだけにしました。噂によると、この煙突が煙を吐くこともあるんだとか。ええ…。

心霊よりも怖いものは

あれは廃墟か遺跡か
あれは廃墟か遺跡か

煙突とはまた別の場所で横道に逸れていくと、大きな遺構があります。こちらは雄別商事が運営していた購買会とのこと。馴染みありませんが、要するに商店だったんでしょうね。

見どころは…ない
見どころは…ない

内部に残留物はありませんでした。劣化も酷く、ほぼ崩壊しているエリアもありました。そんな様子ですが、こちらは心霊スポットとしてなかなかの人気を誇るそうです。

心霊スポット扱いも慣れたもの
心霊スポット扱いも慣れたもの

先程の煙突が煙を吐くという噂も心霊スポットならでは。また、炭鉱施設ということで実際に死亡事故も起きてますし、心霊スポット化する条件は揃っています。

夏に来るもんじゃない
夏に来るもんじゃない

しかし私のような本州人からすると、幽霊ならOK。もっと怖いのがヒグマです。雄別炭鉱はなかなかの山奥で、圏外です(実際にヒグマ生息地だそうです)。しかも訪れた時期は夏。おまけに薮も虫も多い。カメラを構えて静止すると、流れ落ちる汗と耳元で飛び交う虫の羽音が不快感大。

2階は崩壊もあり行けなかった
2階は崩壊もあり行けなかった

さらに奥地には病院跡というなかなかそそる物件があるのですが、ヒグマの恐怖と真夏の不快感でさっさと撤退してしまいました。ちゃんとした装備で、ちゃんとした時期に再訪したいと思います。

俺みたいになるなよ
俺みたいになるなよ

ほら、なんか獣の骨も立ち去れって言ってる気がします。では、さようなら。

この記事の撮影機材
カメラ1:α7C
カメラ2:GoPro HERO7 Black

長崎に立つ3つの煙突

長崎県佐世保市には、ここよりもさらに大きな煙突が3本も立ち並ぶ様子を見ることができます。これは針尾送信所と言って、炭鉱用ではなく電波塔です。100mを超える巨大な煙突の内部に入ると、地に足がついているのにすくむほど。見上げるのも、離れてみるのも素敵で、特に好きなスポットです。