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末広橋梁
国の重要文化財に登録されてる

こちら三重県にある「末広橋梁」です。1931年にできたものですが、パッと見た感じそこまで古さを感じない素敵な橋。この上を貨物列車が度々走ります。

ふーんて感じなんですが、これよく見ると吊り橋のような構造になっていることがわかります。実はこの橋、いわゆる「可動橋」です。船の通過に合わせて左右のケーブルによって橋が巻き上げられる構造です。

このような構造の橋としては日本最古で、尚且つ唯一とのこと。ちょっと見てきたので紹介します。

末広橋梁の目前
現役線なので立ち入ると轢かれる

この日は休日。休日は橋がかかった状態で、船が通過する度に巻き上げるそうです。一方で平日は上げておき、列車通過時に降ろすみたい。いつ通るのかわからない列車・船の通過を待つより、平日・休日で訪れた方が、簡単に2パターンを見ることができて良いですね。

ドローンで見る末広橋梁
四日市駅から駅員が自転車で駆けつけて操作するらしい

巻き上げられると、中央の足場を残してVの字になるのかと思いきや、稼働するのは(させるのは?)向かって右側の部分だけみたい。

上がってる時の写真ありました。フレームと一体化してしまって、あんまり発車台っぽさはありません。

そういえばこういう跳ね上げ式の線路、四国にもあった気がするぞと思ったんですが、それは道路であり鉄道橋梁ではないのでノーカンとのことでした。でもこちらは発車台感があって良い。

っていうかそもそも、末広橋梁のちょっと南側にある橋も可動橋らしい。ご覧の通り、線路はないのに踏切があるのがその証拠。この橋は常時下ろしっぱなしで、船が通る時だけあげるので、跳ね上げシーンはちょっとレアかもしれない。

使われなかった橋も見てね

福岡県には使われなかった鉄道橋梁があります。なかなかレアな橋なんじゃないかなと思います。