見晴らしはすごく良かったのでしょう
岡山県倉敷市には、なかなか素敵な廃墟が2件もあります。この岡山2大廃墟をドローンで撮影してきたので紹介します。
ホテル・ラ・レインボーは廃墟界最強の愛好家ホイホイ
あまりに巨大なので遠くからでもタワーが見える
鷲羽山ハイランドという現役の遊園地のすぐ近くに、やたら天高く伸びる塔があります。これこそがホテル・ラ・レインボー。
バベルの塔だ
デカすぎて画角に入りきらない。全長150mということで、あの牛久大仏よりも大きいそうです。そう考えるとすごい。
かなりのアトラクション
これはホテルに併設された回転展望台で、この下のドーナツがせり上がってくる感じみたいです。とってもバブリィ。実際に建設されたのは1988年とのこと。
残留物はほとんどなさそう
この外観なので廃墟化してからも客足が途絶えることはなく、たくさんの廃墟愛好家、心霊スポット愛好家、そして解体業者見習いの中高生を多数集客することに成功しました。その結果、ご覧の通り内部は破壊され、グラフティも多く残っています。
今まで廃墟で見た立入禁止の看板の中で一番でかい
そんなわけで警備も強化されているようで、2022年にも愛好家が逮捕されたとのニュースが話題になりました。
君の挑戦を待ってるぜ
ここ数年だけで30名以上が逮捕されているとの情報もあります。管理が厳重な廃墟はたくさんありますが、ホテル・ラ・レインボーに関しては逮捕者数を競ってるんじゃないかってくらいやたらと逮捕者数に関する情報を目にします。怖いぜ。
王子アルカディアリゾートホテルで失敗を学ぶ
王子が岳の頂上に建つ豪華ホテル
渡航にうっすらと島が浮かんでいるのが見えますかね。ここは丘の上にあるホテル跡で、客室からはおそらく瀬戸内海が見えたことでしょう。
すごく立派な外観
「ホテル跡」と言っても、実際にホテルとして稼働したことはありません。なんとまぁ営業開始前に廃墟化した超残念物件なのです。しかもここ、環境省が主導した物件であり、約40億円もの税金が注ぎ込まれています。
【参考】30年前の「消費税3%」で建てられた58億円ホテル、今は廃墟スポットに | マネーポストWEB
なんかに活用できないの?
とでもねぇ税金の無駄遣いだけど、ここもやはりバブル崩壊が原因の1つ。あくまで投資の失敗であり仕方ない側面もあると思うけど、こんなアクセス微妙なところにこんな豪華ででかいホテル建てる必要ある?って気はする。
岡山のびんぼっちゃま
たいそう立派な外観だけど、内部はまるっきり未完成でコンクリート剥き出しの無機質な空間が広がっているそうです。
水没ペンション村も最近よく見るよ
倉敷市からはちょっと離れますが、同じ岡山県内に「水没ペンション村」と呼ばれている廃墟があります。文字通り、ペンション群が水没していて、パッっと見た雰囲気では幻想的な面白い景色が広がっています。SNSを通じて有名になり、今では廃墟マニアだけでなく観光スポット的扱いを受けているそうです。
しかし、巨大な水溜りということで昆虫天国になっていて、地元の方々にはとっても頭を悩ませる存在なんだとか…。