千葉県富津市にある東京湾観音に行ってきました。その名の通り、山の上から東京湾を向いて立っていらっしゃいます。大きさは56メートル。完成は1961年で、東京大空襲犠牲者の慰霊や平和への思いから建設されました。
目次(もくじ)
東京湾観音の特徴
東京湾観音には他には見られない特徴が3つあるので紹介していきましょう。
特徴その1、外に出られる
大観音にしては大変珍しく、途中で外に出ることができます。この写真だとちょうど左腕の部分です。
地上50mの世界であんなところに…。結構怖そうです。
特徴その2、おっぱいがある
こちらは東京湾大観音と同じ型の像。どう見てもおっぱいがありますね。
観音様ってのは元々男性だと言われていますが、女性説も無性説もあります。ただ、像として作られる場合は、女性っぽい身体つきだけどおっぱいはなく、性を超越した存在になってることが多いです。
ところがどっこり東京湾観音はおっぱいがあり、珍しい姿をしています。観音様は手が千本あったり顔が11個あったりするので、今更おっぱいがあったところで「はいそうですか」って感じなんですけどね。
特徴その3、アクセスが大変
最寄りの佐貫町駅からは交通機関がなく、徒歩で30分程度山登りしてたどり着きました。大変でした…。この特徴はまぁ、どの大観音でもだいたい一緒ですかね…。
東京湾観音の胎内巡り
胎内巡りの入口は観音様の裏にあります。入場料は500円です。
っていうか背中すげぇ。
展望用の窓でしょうが、開けすぎじゃないでしょうか(笑)黒ひげ危機一髪みたいになっちゃってます。こっちの方が「アクセス大変」より立派な特徴ですね。
胎内には314段の螺旋階段があります。これでひたすら56m上まで登り続けるのです…。胎内には東京湾観音をデザインした方でもある、長谷川昴さんが作った像や、なぜかマリア像があったりします。
また、階段途中に黒ひげ危機一髪の覗き穴がありました。転落するような大きさではないけど、運悪くスマホ落としたら終了ですね。
さて、螺旋階段の途中で横穴がでてきます。これこそが、外への出口なのですね。
恐らく観音様の腕の部分ですかね。ここから外に出られるみたいです。無理やり作ったような複雑な造りが素敵です。
階段を抜けるとそこは観音様の腕の上でした。こんな感じできちんと網で覆われているのでなかなか転落する可能性は低そうです。しかし、風が強く結構怖い。
ちなみにここ、腕展望というそうです。面白い名前。
更に上部の方。ルートが入り組んできて、どこが正規ルートなのかわからなくなってきます。
複雑で、狭くなっているので危険です。自分は頭を打ちました。
最上階!観音様の頭の上で、天上界と呼ばれています。疲れました。
鼻の穴?
耳…らしい。
白毫。おでこの出っ張りのところです。内側から見るとわかりませんね。
今度は右腕側の景色です。やっぱり風が強いし、怖いです。そしてこちらは網がないので運が悪いと落ちます。
で、ここからは富士山が見えるらしい。いやいや、ここ千葉県だよ?見えるわけないだろ…www
と思ってカメラをズームしてみると…。見えてた。
心霊スポット…?
最後に、東京湾観音は心霊スポットと言われています。特に道の途中にある廃トンネル(観音隧道)が有名です。
駅の近くには廃墟があるし、東京湾観音周辺はひと気がないことも原因になっているでしょう。高層建造物らしく、過去には東京湾観音から飛び降りた自殺者がいたなんて噂もあります。
このような噂の真相は不明ですが、せっかくなのでこの後は噂の観音隧道に行ってみました。そこではちょっとした怪奇現象が発生しました。
関連記事:巨大仏好きなら絶対訪れたい!日本一巨大な牛久大仏
お隣茨城県には、全長120mの日本一大きい大仏こと牛久大仏(うしくだいぶつ)があります。なんと東京湾観音の2倍以上の高さです。
見た目的にはそれほど特徴のある大仏ではありませんが、何より日本一なので巨大仏好きならばぜひ訪れて欲しい聖地です。また、年末にはカウントダウンと打ち上げ花火が行われるとか…笑
東京湾観音の詳細情報
公式サイト:東京湾観音 [千葉県富津市の観光名所] 行楽の安全祈願・ご休憩
住所:〒293-0042、千葉県富津市小久保1588
電話番号:0439-65-1222
場所:Googleマップで見る
訪問:2015年
備考:最近改修されて綺麗になったそうです。