そんなわけで今回は、この高千穂鉄道が誇る、東洋一と呼ばれる鉄橋をご紹介していきます。
目次(もくじ)
ちょっとアクセスしづらいところにある「天岩戸駅」へ
はいまず天岩戸駅にやってきました。高千穂駅からおよそ2km離れた2駅目です。駅名の通り、一応、天岩戸神社の最寄駅になるんですが、神社からは7km離れたところにあり、アクセスは良いとは言えません。
それどころか大通りである県道7号線から小道を600mほど行ったところにあり、どうしてこんなところに駅を作ったのかと、若干疑問に思う駅です。実際に1日の平均乗車人数は3人で、高千穂線の中では最も過疎駅だったそうです。ソースはwikipedia。
宮崎県道7号線から高千穂線「天岩戸駅」までの道のり pic.twitter.com/QeLSx7fcKz
— 斎藤 (@saitoh_ppp) 2019年2月14日
実際にバイクで颯爽と駆け抜ける動画をご覧ください笑
このように過疎駅も納得の外観で、駅舎はなく無人駅だったようです。いきなりホームが待っています。
立ち入りが禁止されているので、カメラだけホームに置いて撮影。写真奥に鉄橋があります。
しかし実はこの鉄橋、廃線となった現在でも合法的に渡ることが可能です。前回の記事でも紹介した通り、高千穂駅-天岩戸駅間では、「高千穂あまてらす鉄道」によるスーパーカートの往復運行営業が行われています。
こちらに乗車することで、今でも高千穂橋梁の真ん中まで行くことが可能です。実際にこの撮影を行っていた時にも車両がやってきていました。スーパーカートはトロッコ形式の車両で屋根・壁がないため開放感が大きく、むしろかなりのスリルが味わえると思います。
高千穂あまてらす鉄道については以下に記載している前回の記事をご覧ください。
【関連】廃線だけどトロッコは現役!高千穂鉄道「高千穂駅」へ!国鉄時代の未成トンネルも見どころです。
そういうわけなので、ホームや鉄橋に無断で立ち入ると轢かれる可能性があります。廃線だからといって油断しないよう、お気をつけください。
高千穂鉄道といえばこれ!天岩戸駅にある、東洋一の鉄橋「高千穂橋梁」
そしてこれが「高千穂橋梁」です。全長353メートルで、間に流れる岩戸川の川底から橋までの高さは1番深いところで105mあるそうです。その高さはかつて日本一であり、東洋一の鉄橋とも呼ばれていたとか、いないとか。
残念ながら今回撮影した写真ではどれも岩戸川が写っていないので、読者諸君に置かれては明確に高さがわからず「本当にこれすごいの?」とまさに疑いの眼差しを投げかけているところだと思いますが、実際実物を目の前にした時のインパクトも、数字上も、すごい橋なのです。
下から覗けるスポットがありました。生命力を感じます(枯れてるやんけ)
#MavicAir で高千穂橋梁を撮影。まだまだ手探りのフライトなので、ビビって全然うまく撮れませんでした…。 pic.twitter.com/BPoEvbqLRX
— 斎藤 (@saitoh_ppp) 2019年2月14日
最後にドローンで撮影した動画を載せときます。そう、実はDJI Mavic Airを買いました。しかし、まだ買って日が浅く、まだまだ飛ばすのが不安だったので、イマイチな撮影しかできませんでした。人はこれを宝の持ち腐れと言います。
この記事の撮影機材
カメラ1:RX100M3
カメラ2:GoPro HERO7 Black
カメラ3:DJI Mavic Air
橋梁好きにおすすめ!110年前の姿そのまま!長野の「立場川鉄橋」
長野県にはなんと日露戦争時に作られたという、「立場川鉄橋」なるものがあります。戦争には勝ちましたが線路は廃線(敗戦とかかっているわけです)なので、現在はもう電車が通ることはありません。もしも鉄橋好きならばこちらの関連記事もご覧ください。
高千穂橋梁の詳細情報
公式サイト:なし
住所:〒882-1101 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井
電話番号:なし
場所:Googleマップで見る
営業時間:いつでも
入場料:立入禁止
駐車場:駅前にどうぞ
備考:営業中の路線で日本一高い橋は、大井川鐵道井川線の関の沢橋梁(71m)だそうです。