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耕三寺本堂

広島県です。三原港からフェリーで数分、瀬戸内海に浮かぶ生口島にやってきました。瀬戸田港から歩いて数分のところに耕三寺(こうさんじ)という立派なお寺があります。

日本各地の名刹のレプリカから、地獄巡りあり、大観音あり、謎の彫刻ありと、カオスな世界を生み出している耕三寺を紹介します。

耕三寺の建築は日本各地の良いとこ取り!

耕三寺山門

やってきました耕三寺正面入口。この山門は京都御所のどこかの門をモデルに作られたそうです。でも極彩色で塗っちゃったり蓮の花が置いてあるのは耕三寺オリジナル。

っていうか開門前だったので門が閉じてます。耕三寺の営業時間は9時からです。お寺に対して営業時間って言って良いのかな。

お城

仕方がないので開門までうろつくと、お城があった。

駐車場とお城

大きな駐車場に併設されたお城。これも耕三寺の一部なんだけど、迎賓館だから普通の人は入れないみたい。

開門した

そうこうしているうちに門が開いた。いよいよ耕三寺の内部に行ってまいります。

耕三寺中段。これはまだ序章に過ぎない

耕三寺内部

1,200円の入場料金を払って耕三寺内部にやってきました。両サイドにたくさん置かれた蓮の葉が出迎えてくれます。この時点で既に豪華。楽しい!

五重塔

五重塔があります。別名「大慈母塔」。こちらは室生寺の五重塔をマネて作ったものだそう。本家は日本で最も小さい五重塔として有名です。っていうか国宝です

五重塔からの景色

五重塔から入口を見下ろす。自然が多くて素敵ですね。

五重塔と宝物館

五重塔の両サイドには法宝蔵と僧宝蔵があり、どちらも宝物館となっています。モデルは四天王寺の金堂だそう。

西の日光は伊達じゃない!派手すぎる本堂

透かし彫り

おお!!?

東照宮そっくりな門

こりゃすごい!

孝養門と呼ばれる本堂に続く最後の門。本家、日光東照宮の陽明門と全く同じ比率で作られているそうです。

本家の東照宮

こちらが日光東照宮の陽明門。確かにそっくりですね。耕三寺の方がちょっと大きいかな?

龍と仏像の透かし彫り

相違は各部の装飾の彫刻と彩色に多く、下層柱の金銀泥彩色を施した聖衆来迎の浮彫、組物表面に施した宝相華と繧繝(うんげん)彩色など原作よりはるかに華麗で、こうした点では日本一豪華な建築物と呼べるのではないだろうか。

と、公式サイトにもあるように、綺羅びやかさではこちらの方が上か…!すごいこだわりようです。

仏様の浮き彫り

これはオリジナルかな。

獅子?

ほんとに細かいところまで手が込んでいます。今や下品な言い方かも知れないけど、"インスタ映え"間違いなしですね。

屋根の内部

完成までは10年かかったそうです。そらかかるよこんなの!

本堂はもうファンタジーの世界観

孝養門

うーんすごい。すごいとしか言いようがないね。こんな家に住みたい。

しかしすごいのは門だけではない。本堂もすごい。

本堂

これが本堂。こ、これは平等院鳳凰堂!屋根の上に鳳凰が立ってます。

本堂前の池

しかも本家よろしく本堂の前は池になってて鯉が泳いでる。

本堂と素晴らしい景色

美しい…!青空に緑と建物の赤が栄えます。辿り着いた境地。母に感謝。

全体像

引いて見るとこんな配置です。

池に浮かぶステージ

聖剣伝説だったら絶対ラストステージですねこれは。

派手な門

本堂から老養門を見る。どこから見てもハデハデだ。

朱色の廊下から上段を見る

最後は朱色の廊下をうろつく。行ったことないけど首里城テイストを感じます。ここでゴーヤチャンプル食べると一層美味しく感じるでしょう。

朱色の廊下

廊下の内側も手抜きなし。十二単で歩きたい。

廊下も豪華

はるばる名古屋からきてよかった。そう思わせるには十分なんだけど、耕三寺の素晴らしさはまだまだ終わらない。

レリーフのクローズアップ

次回は耕三寺のカオスサイド「地獄めぐり」「巨大観音像」「大理石ジャングル」の3本をお届けします。来週もまた見て下さいね。

この記事の撮影機材
カメラ:Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7
レンズ:SIGMA 標準ズームレンズ 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM キヤノン用

耕三寺の詳細情報

公式サイト:瀬戸田 耕三寺博物館
住所:〒722-2411 広島県尾道市、瀬戸田町瀬戸田553-2
電話番号:0845-27-0800
場所:Googleマップで見る

営業時間:9時〜17時

入場料
大人:1,200円
高校生:700円
小・中学生位下:無料

備考:フェリーでのアクセスが楽。