姫路市でございます。
以前廃線関係の本を読んでいたら一発で気に入ったこちらの物件。
モノレールがビルの中に吸い込まれていくっていうとんでもない形態をしています。
50年前!
こちらのモノレール、姫路大博覧会に合わせて作られました。
それがなんと1966年の頃。なんとまぁおよそ50年も前の物件なんです。
ところが実際に走ったのはそこから8年間のみで、業績不振によって廃止が決まり、その後一部のみ解体されたものの大部分が廃墟として残ってしまいました。
建物の上に佇む
てなわけで姫路駅からスタート。
我が名古屋にもモノレールはありますが、建物の上を走るのは初めて見ました。
でも先にできたのはモノレールで、あとからそこにあわせて建物が建てられたそうです。
南方貨物線を思い出します。
リーゼントみたいですね。
さーそして伸びていくレールはビルの真ん中にスポっと入っていきます。
実はこれ、ビルが駅を兼ねているんです。
駅の名前は「大将軍駅」すごい名前ですね。
このビルには居住区もあるんですが、このモノレールが走っていた当時は相当な人気だったそうです。
ビルには現在も人が住んでいますが、廃駅となった部分に入ることはできません。残念。
1階部分はビジネスホテルだったようですが、今は閉鎖してしまったようでした。
こちらは出口。なんとも複雑な面白い作りをしたビルですね。
大将軍駅を抜けた先にも途切れ途切れでレールは続いてますが、この日は広島まで行く予定だったので早々に立ち去りました。
が、それがいけなかった。
全てが規格外
今回このモノレールについて記事を書くために、ネットで軽く記事を漁ってみたところ、手柄山公園というところまで遺構が残っているそうだった。
引用元: 姫路モノレール
奥に続くのが手柄山公園の駅。こちらも大将軍駅と同じく建物ぶち抜き式だったようです。
街を縫うようにして巨大な壁に突き進むモノレールの迫力、スケール、全てが規格外です。
いやぁなんともまさにテーマパークのアトラクションの如くです。素晴らしい。本当これを見なかったことが惜しいです。是非また再訪してみようと思います。
姫路 モノレール B級スポット
公式ではないけど非常に詳しく書いてあるサイト:http://himejimonorail.web.fc2.com/index.htm
住所:
電話番号:
場所:Googleマップで見る
営業時間:侵入不可
入場料:いくら積んだら入れると思う?
備考:今年9月に解体についての協議があったそうな