田舎のお寺にそびえる立派な観音様
以前、滋賀県在住の友人が「滋賀県は北に行くほど文明が薄れていく」と言っていたのがとても印象に残っています。
というわけで滋賀県の北西部。彼の言った通り、なかなかの田舎。そんな中にとてもカオスなお寺があるので紹介します。
頭1つ抜けてますよ
左上に…わかるかな〜?
国道303号線を南に下っていく途中。信号待ち中にふと左を見ると、家々の隙間から金色の頭が飛び出しているではありませんか。
なんという偶然の出会い。とても気になったので寄り道してみることにしました。
ニュッっとね
あっ!こういう特撮チックな構図は大好きです!構造物の隙間から巨大な像がニュッと飛び出している姿、たまりません。
白飛びがひどい
台座を含めて10m前後ありそうな大観音様です。
これといった特徴はない
ただ、まぁこのくらいの観音様はたくさん見てきたので見飽きた感もあります。あ、頭に避雷針刺さってるのだけ素敵ですね…。
素晴らしくカオスな観音堂
ご立派な本堂。こちらはごく普通の素敵な宗教空間でした。
で、すごいのがもう一つある観音堂。こちらに足を踏み入れると…。
うおっ…。
天狗面やおびんずる様まで
なんだかよくわからんが、仏教っぽいグッズが所狭しと置かれています。
般若が立派!
圧巻は中央に鎮座する巨大な般若面。木製で、かなり値が張りそうです。
特に案内はないので全く分かりませんが、ネット上の情報を見る限り、前住職が個人的に集めたものを置いているとのことです。
お値段はいかに
濃密。素敵すぎる空間です。結構普通にドカンと置かれている。このサイズの仏像って、有名な作家の作品じゃなくても数百万円からスタートみたいな世界だと思うんですが…。この空間は総額いくらくらいになるのでしょうか。なんて、お金の話は野暮ですね。
えっ!外にも大仏があるんですか!?
まだ終わらんよ…!
観音堂の裏手に回ると、これまた素敵な野晒し大仏さん。大仏と呼ぶには小ぶりだけど、これまた素敵です。
青空に映える
合唱する大仏ってなかなか珍しい気もします。
三兄弟
さらにその横には観音様やお地蔵さんまで。
隙間の中に鎖が見える
大仏さんの台座の下には、鎖が垂れ下がっていました。
何のためのものだろう
さらに台座を支えるコンクリートにも鎖が…。特に何かギミックがあるとも思えないので、固定するための何かなのかな?
観音様のお導きでした
観音様があるくらいかなーと思ったら意外と濃密な珍スポットと出会えてマジ良かったっすわー。
思い出すのは大分県にある東京ガールズコレクション
狭い空間に敷き詰められた仏教グッズ…。このシチュエーションで思い出すのは、大分県にある謎のリサイクルショップ、「東京ガールズクレクション」です。マジでよくわからない空間だったんですが、まぁきっと面白いと思うから、こちらも見てね!
長善禅寺の詳細情報
公式サイト:ない
場所:Googleマップで見る
訪問年:2020年