博多駅の東の志免町です。ここにはかつて志免炭鉱がありました。当時の建物の大部分は解体済みですが、石炭を採掘する巨大な櫓のみ残っています。
この櫓の名前は志免鉱業所竪坑櫓で、1943年に完成したものです。高さは47m。最近は劣化してコンクリート片が落下し、解体するか保存していくか議論されてるみたいです。国の重要文化財に指定されています。
巨大で変な形の建物街中に突然現れる非日常感が好きで、以前から訪れたいなと思ってました。ようやく行けたので紹介しますね。
志免炭鉱へのアクセス方法
博多駅のだいぶ東にあります。博多駅か博多空港辺りからバスに乗って、志免で降りて歩いて10分くらいでつきます。地図では大変そうですが、わりと簡単に行けます。
はいついた。昔はこの辺り一帯野原だったそうですが、今では公園として整備されています。
志免鉱業所竪坑櫓
いよいよやってきました。以前からネットで何度も見ていましたが、改めて実物を目の前にすると、やっぱり異質だ。
柵で囲われているので近づけない上、1階部分には鉄格子がはめ込まれてますね。昔は柵はなく、内部にも簡単に侵入できたそうですが、今は厳しいです。
それもそのはず、だいぶ痛みが激しい様子。コンクリート片の落下も相次いでいるようなので、柵で覆われて内部の見学ができないのは仕方ないですね。
というか内部の見学ができないくらいならまだ良いのですが、結構倒壊の心配とかもされていて、所有者は解体を望んでいるんだとか。
無責任ながら面白いので解体しないでほしいなぁ…。話は変わりますが、過去内部に侵入できたときは、飛び降り自殺が多発したそうです。おかげで心霊スポット呼ばわりしています。ただ調べてみた感じ飛び降り自殺はただの噂みたいでしたけどね。
志免鉱業所竪坑櫓をアップでよく見る
アップで見ると何がなんだかよくわからんがBLAME!の世界みたいだ。っていうか壁なくて吹き抜けになってるの怖すぎるでしょ。
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そもそもこの櫓はなんなんだよなんでこんなでかいんだよと思わずに入られません。調べてみたところ、石炭の搬出施設だったそうです。で、地面には竪穴があって、そこを移動するエレベーターがこの櫓だ!ってことみたいですたぶん。
つまり志免鉱業所竪坑櫓ってのは巨大なエレベーターなんじゃないかな。でもなんでこんないびつな形なんだろう。
夜になるとライトアップされるそうです。毎日されているのかどうかは知らん。
志免炭鉱跡の詳細情報
公式サイト:なし
住所:〒811-2202 福岡県糟屋郡志免町志免(大字)−495−3 旧志免鉱業所竪坑櫓
電話番号:なし
場所:Googleマップで見る
営業時間:いつでも
入場料:なし
備考:むかしはツタが絡みついてかっこよかった