以前日本三大大仏と呼ばれる大仏があると言いました。
答えを覚えていますか?「奈良の大仏、鎌倉大仏、空位」が答えでした。三大なのに2つしかありません。ひっかけですね。
そんなわけで三大大仏の1つ、大仏 of the 大仏、東の横綱こと「鎌倉大仏」を要する高徳院にやってきました。
歴史の深〜〜い大仏
はい見えました鎌倉大仏。平日の昼間ながら夏休み期間ということもあってちらほらと観光客がいらっしゃいます。やっぱ国宝ブランドは強いですね。
こちらの大仏、文献に乏しく詳しいプロフィールはわかっていませんが、作られたのは大体1250年前後と言われています。(ちなみに奈良の大仏は752年!)
大きさは台座含めて13メートルほど。大仏としてはまぁ銅メダルクラス。
顔や身体に継ぎ目が見えますね。歴戦の戦士の傷みたいです。
晴天に映えて美しいですね。珍大仏もいいですけど、やっぱり正統派大仏も素晴らしい。
鎌倉大仏トリビア
さて。
大仏さんの頭のパンチパーマは”螺髪”と呼ばれて、これは中心から見て右巻きってのが決まっています。
なーのーに!この鎌倉大仏はまさかの異端児左巻きです。
何故かは誰も知りません。
もう1つ。
実は鎌倉大仏、元々大仏殿がありました。つまり屋内大仏だったわけですね。
でも倒壊してしまい、今は大仏のみ建っているという具合になっています。
いわばホームレス大仏ですね。奈良の大仏も笑ってます。
じゃあ裏に回って…って!ええええええええええええええええええ!?!?!??!!!??
背中に窓ついてるううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
窓があるってことはつまりそれはまさかあのやっぱり…!?
胎内に入れるんですかああ!?
胎内(仏像の内部を特別に胎内と呼びます)に入れるか否かは大仏好きにとって非常に重要なポイント。ここで胎内OKならばその大仏の価値は跳ね上がります。
有名すぎて特に事前に調べなかったのが功を奏して現場で大興奮。
まさか国宝大仏の胎内に入れるとは思いもしませんでした。
入場料は低価格時代のマックも真っ青の20円!受付で何度も確認した後支払っていざ胎内へ。
…うん、20円!納得!
大仏ヘッドはなにかで(ガムテープみたい…)補強されてますね。
裏から見る螺髪が意外とキモいです。
頭上をじーっと見上げていると何かが取り付けられているのを発見。
ズームで見ると…「らくがき はりふだ きんせい」の文字が。
いや、その位置は高すぎるだろ。
とまぁこんな様子で胎内を満喫すること10分ほど(完全に元とったね)。
飽きてきたので胎内から脱出して清々しい気持ちで境内をうろうろ。
そうそう。与謝野晶子がここを訪れたとき、鎌倉大仏の美男子っぷりに感動して詩を残したという逸話があります。それがこちら。
うーんいいですねぇ。
じゃあ僕も。
かまくらや 胎内入場 20円
ソフトクリームは 300円
斎藤
鎌倉大仏 鎌倉 大仏 仏像
公式サイト:http://www.kotoku-in.jp/
住所:〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷4−2−28
電話番号:0467-22-0703
Googleマップで見る
営業時間:
4月~9月:午前8時~午後5時30分
10月~3月:午前8時~午後5時
胎内:午前8時~午後4時30分
入場料:200円(胎内:20円)
備考:ソフトクリーム300円