以前、西濃鉄道の市橋線について3回に分けて紹介してきました。
【西濃鉄道1】美濃赤坂駅探索!東海道線の終点駅で見る開放的な貨物列車の積み下ろし場
【西濃鉄道2】西濃鉄道市橋線ぶらり旅。中山道、赤坂港跡に石切神社と見どころ満載編
【西濃鉄道3】西濃鉄道市橋線巡りは終点市橋駅へ!金生山の工場群に萌える編
今回は西濃鉄道のもう1つの路線、昼飯線(ひるいせん)を紹介します。市橋線が現役の路線だったのに対し、昼飯線は廃線です。1990年頃に休止され、2006年に正式に廃線となったそうです。
この日、市橋線の探索から戻ってきた私は、中山道を通って昼飯線に向かいました。
非涙腺を目指して岐阜県道216号線、中山道赤坂宿を西へ
てなわけで市橋駅から中山道まで戻ってきました。県道216号線を西に歩いて昼飯線に向かいます。この辺りは中山道の宿場となっていて、赤坂宿と呼ばれています。ところで本筋とは関係のない知識のひけらかしをすると、東海道にも赤坂宿ってのがあります。
パッと見ると「おお、自販機も宿場っぽい!」と思ったけど、よく見ると木で囲われているだけで全然宿場感はない。しかしよく見なければ景観に溶け込んでいることは間違いない。アッパレです。
やや!町並みに素晴らしく溶け込んでいる十六銀行がありました。調べてみるとなんとまぁ去年できたばっかりの新築さん。元々は赤坂港跡の近くにあって、その時は普通のビルだったんだけど、こっちに引っ越して見た目も周りに配慮したものにしたんだとか。
宿場感はないけどレトロ感が素敵なお店。
昼飯線に到着、廃線辿りへ
さて、中山道をしばらく行くと昼飯線の踏切に出会いました。
このヘルメットは作業員のものなのか、近所の学生のものなのか気になります。いずれにせよあんまりボロボロ感はないので、最近置かれたものかな。
踏切に小屋やハンドルがあるってことは、手動踏切だったようですね。
これが遮断機を上げ下げするハンドルかな。貴重ですね。
掲げられた標語は「踏切安全日」。
美濃赤坂駅に続く線路。枕木はなく、レールだけ残ってます。
道を挟んで反対側が美濃大久保駅に続く線路です。こちらを辿っていきます。
こっちも枕木だけ取っ払ってる。埋まってるのかな??
この直線をしばらく行くと、昼飯線の美濃大久保駅に到着します。美濃大久保駅はスイッチバックなっていて、一旦駅に入ったあとに来た道を戻りつつルートが分岐します。
ここが美濃大久保駅です。右側の倉庫みたいなのが駅だったのかな。
行き止まり。ここで電車は停止して、来た道を戻ります。
そういえば、市橋線は旅客線としても使われていましたが、昼飯線は完全に貨物線です。
スイッチバック分岐を経て、終点昼飯駅に向かいます。昼飯駅は立派な駅舎が残っていたので見応えありでした。次回、お楽しみに。