まぁ実家があるからね
2020年7月。世の中が、新型コロナでこれからどうなっちゃうの!?というとき。愚かな私は以前からぼやっと計画していた、「家をなくしてキャンプで生きていく」という生活を実行しました。30歳になって突然やってきた青春への渇望です。
結果、当然そんな生活成り立つわけなく、というかそもそもリモートワークとはいえ仕事もやらなきゃいけないので、テント立ててる場合じゃないので早々に破綻しました。
そんな生活を送っていた際、とても印象に残っているのが後生掛(大沼)キャンプ場です。
目次(もくじ)
秋田県八幡平の格安キャンプ場
後生掛キャンプ場管理棟
八幡平はちょうど岩手県と秋田県の境にあります。まさに山奥。かつては大規模な鉱山があり栄えていたと聞きます。今は温泉施設がいくらかあり、そっち方面で賑わっているみたいです。
で、キャンプ場はかなり広く、たくさんのサイトがあります。フリーサイトだと料金は500円と格安。これから紹介しますが、設備も素晴らしく充実していました。
秋田の山奥といえば…アイツ!
熊啓発ポスターが物々しいぜ
というわけでチェックイン。この時、念入りに熊に関する注意点を説明されました。そう、この辺わりと頻繁に熊が出るようで、先日も報告があったと言われました。まぁ、怖いけどきちんと対策しておけば問題ないでしょう。
施設が充実!ありがたい
ここはまだ怖くない
管理棟には地下があり、真っ暗ですが自動で明かりがつきます。
広いのに貸切状態で寂しい
熊対策で、炊事場が地下(斜面に立っているので1階でもある)にあるのです。食料等もここに保管します。
カップ麺とかも売ってる
洗濯機・乾燥機まである。これはかなりすごい。トイレも広くて清潔でした。
暗闇と熊の恐怖に負けた
既に自然に負けてる
というわけでテントを立てました。ご覧の通り、私のテントは大人1人が横になれるだけの広さしかありません。しかもこの日は雨。出入りの際に濡れないようにブルーシートをタープ代わりにしてみましたが、ますます見すぼらしくなりました。
電子レンジやケトルもあるよ
っていうか嵐になってきました。他のキャンパーもおらず、真っ暗闇の中、狭いテントの中にいるとだんだん恐怖が増してきます。そしてもう嵐の怖さだけでなく、何度も説明を受けた熊への恐怖すら湧いてきました。その結果、私は管理棟に逃げ込むことにしました。
管理棟は自由に使って良いのがありがたい
あ、安心…!
そして完全に油断していたんですが、7月の秋田はかなり寒い。東北の山間部を舐めていました。
これが…東北…!
しかし、この管理棟にはストーブすらある!寒かったらつけてね、ということだったので、利用させて頂きました。まさか7月にストーブで暖をとることになるとは…。
ただここで寝たら負け感がすごく、そうこうしてるうちに嵐も収まってきたので、テントに戻って寝ました。こうしてブログ形式で振り返るとなんてことないけど、この時は本当に疲れました。そしてこの疲れも、今は面白かった思い出の1つです。
コンビニありがてぇ
無数のキャンパーを見送ってきたんでしょうな
そう遠くない道すがらに、キャメルマートというコンビニがあります。個人商店なんですが、元々は東北地方に展開していたコンビニチェーンらしいです。そして他のキャメルマートは軒並みなくなり、今やこの1店舗を残すのみ。まさかこんな山奥の1店舗だけが残るとは…。
料金はお高めですが、こんな立地なのでむしろ売ってくれるだけで助かります。
旅好きならホテルのサブスクをどうぞ
この「キャンプだけで生きていく生活」が限界になったところ、HafHというホテルのサブスクサービスの存在を知り、契約しました。
使いこなすのは結構難しいんですが、月額料金+αで日本全国の対象ホテル宿泊できるので、かなり助かりました。なかなか面白いサービスなので、覚えておくといいっすよ!