東京です。原宿のデザインフェスタギャラリーWESTにて、敬愛する珍寺大道場の博覧会が開催されるとのことで行ってきました。開催日時は6月17〜19日までと、残念ながらすでに終了してしまっていますが、来年もきっと開催されるのでその時の参考にしてください。
このページをご覧になっている方なら当然、珍寺大道場というサイトをご存知だと思います。しかしのうえで改めて紹介しましょう。サイトトップページにSince1997年とあるように、珍寺大道場はインターネット黎明期から珍寺や珍スポットを追い続けた老舗サイトです。1997年といったら自分、9歳ですからね。当時の自分にとって世の中の面白いものは、コロコロとスーファミだけでしたもの。
珍寺大道場開設からおよそ11年後、9歳だった少年もいつしか成人し、ついに珍寺大道場に巡り合いました。思い返してみれば珍寺大道場との出会いこそが、私が珍スポに目覚めたきっかけです。
おっといけないギャラリーの紹介ではなく、私の身の上話になってしまいましたね。とまぁそういうわけで、珍寺大道場は珍スポット界で大きな影響力を持つ存在なのです。ギャラリーではそんな珍寺大道場の世界を濃縮した写真やスライド投影、そして具現化されたグッズの紹介・販売が行われています。
素敵な展示の数々に目を奪われますが、ギャラリーでの一番の見所は、珍寺大道場の運営者小嶋独観さん、そしてファミリーの皆様と直接お話しできることだと思います。私自身まだお会いするのも3回目程度なのですが、とてもフランクに接して頂けました。また次回開催されたときには、小嶋さんらとの会話を楽しむ目的で訪れるのも良いと思います。
ところでさっきからやたらと写真内に映り込むこいつ。こいつは珍寺大道場のマスコットみたいな存在で、台湾にいる甲子太歳金辨大将軍なる神様だそうです。こうなっちゃった理由を紹介すると、元々役人だった人がいろいろあって王様に目をえぐられちゃったのですが、哀れに思った神様(仙人?)が薬を目に入れたら手が生えてきたそうです。なるほど、これなら様々な方向を潜水艦のように見つめられますね。でも手である必要ないよね。
通称、目から手…。
小嶋さんだけでなく、珍スポ好きの方々との交流ができるのもこういうイベントの醍醐味。イベントに参加して友達が増えました。参加者の方々で突発的に群馬の珍宝館に行く話がまとまったりも!そんなキャラクターが濃い来訪者と濃密な展示物に囲まれながら1日過ごしました。とても楽しかったです。
珍スポット好きって周りにそうそう現れるものではありませんが、それなりにいます。そんな方々と出会えるのもこういうイベントがあってこそ。珍スポ好きの輪が広がるって点でも、開催して頂けるのはありがたいです。
なんかすげー豪華なマントを羽織らせてもらいつつ、目から手Tシャツの小嶋独観先生とツーショット。素敵な空間をありがとうございました!
ギャラリーで発売されていた小嶋さんの新刊、脳内楽園巡礼。タイトルの通り、脳内楽園をテーマに作られています。中でも気になるのは中風寺奥の院ですね。完全に工場みたいな見た目のくせに寺院なんです。ネットの評判を見ていても、このお寺に心奪われた人が多かったと思います(笑)。
「どうしてこうなった!?」としか思えない、具現化された脳内楽園の数々が掲載されています。たぶんそのうち公式サイトから購入できるようになると思います…!