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今年、長く廃墟界の王者として君臨してきた1つのスポットが終わりを迎えました。

2012年、夏

以前から解体業者の出入りはあったものの本格的な工事はなされないままで、どこかこの膠着状態が永遠に続くものではないのか、という思いもありましたが、ついに1つの時代が幕を閉じました。

その名も白石鉱山。忘れるものか。ええ忘れませんよ。
日本有数の規模を誇る廃鉱山でした。

いつでも行けると思っていた。
だから今回も友達(ノンケ)と一緒にザッと見といて、後日1人で来ようと思っていた。

まさかこの日が最初で最後になってしまうなんて。

当時は写真に関する知識もなく、ただiPhone4でがむしゃらに撮るというスタイルでした。ほとんどの写真が手ブレで見れたもんではありません。

それでも僕の記憶には残っています。本当に、巨大迷宮でした。

山を削って建てた工場が、再び山に取り込まれようとしています。恐るべし自然の生命力。

閉山したのが1969年。残された物に昭和を感じます。これもまた廃墟の魅力。

緑の海に飲まれる建物達。

ただでさえ脆くなっているので本当に危険です。小さな子どもを抱える近隣住民には本当に見るのも嫌な場所だったと思います。

まさに秘密基地のような

サイレントヒル

高みの見物。

この後に予定があったので早々に帰路につく。白い部屋は…また後日行くかと思っていた。
ありがとう白石鉱山。さようなら。

日本にはまだまだたくさんの廃墟があります。恋は切り替えが大事です。ダメだとわかったら次に行こう。いつまでも引きずると大変なことになってしまう。

廃墟 白石鉱山 いなべ市

公式サイト:なし
住所:解体済み
電話番号:なし

営業時間:なし
入場料:なし

備考:なし