ご覧、これがANA VISA Suicaカードです
ANAカード選びで悩んでいるANAマイル初心者の方のために、私が最もおすすめするANAカード「ANA VISA Suicaカード」を紹介します。
このカードは他のANAカードと比較して、「年会費が安い」「Suicaチャージでマイルが貯まる」という点で優れています。私も愛用していていて、デメリットがほとんどないため初心者が入会するのにぴったりのANAカードだと思うので、詳しく紹介していきます。
【公式サイト】ANA VISA Suicaカードに申し込む
初心者におすすめなANAカード「ANA VISA Suicaカード」を紹介
実は年会費格安のANAカード
実はFDA
ANA VISA Suicaカードが素晴らしいのは、なんつっても年会費が安いことです。
ANAカードは一般クラスだと、アメックス以外はどのカードの年会費も初年度無料で、2年目からは2,000円(税別)がかかります。しかし、ANA VISA Suicaカードは条件を満たすことで、なんと年会費が751円(税別)になります。そう、ANA VISA Suicaカードは他のANAカードよりも圧倒的に年会費が安いというメリットがあるのです。
この条件が意外にも簡単で、「マイ・ペイすリボ」に登録するだけです。マイ・ペイすリボとは、三井住友が提供するリボ払いサービスのことです。つまり、「マイ・ペイすリボ」に登録すると、カードの支払い方法が一括払いではなくリボ払いになります。
「リボ払いってやんない方がいいんじゃないの?」と思ったそこのあなた、その認識は正解です。
リボ払いは一括払いと違って、自分で毎月の支払額を決める支払い方法です。5万円分カードを使っても、月々の支払いは1万円で済みます。しかし、残りの4万円に対して金利がかかります。そのため、一括払いと比較すると損してしまいます。
「そんなあぶねーもんすすめんなよ!」と思ったそこのあなた、もう少し聞いてください。そう、リボ払いは危険なんですが、「マイ・ペイすリボ」は月々の支払額を自由に設定できるため、名目上はリボ払いだけど一括払いと同じように支払うことが可能なのです。つまり、リボ払いでも金利をかけずに支払うことができるので、デメリットなしで年会費を安くできます。ノーリスクハイリターンというわけです。
それではノーリスクでリボ払いする方法を紹介していきます。まずカード入会後にVpassのアカウント作成し、ログインします。
「マイ・ペイすリボお支払金額変更」から、「増額を申し込む」を選択します。
2つラジオボタンが出てきますが、どちらも変更します。まずは上の「次回お支払い金額(最低お支払い金額)にご希望の金額を増額する。」チェックをつけて「次へ進む」を押します。
「すべてを支払う。」を選択して確認するを押します。カードを利用していない状態であればこの操作を行う必要はなく、画面も表示されません。
続いて下の「下記お支払い日以降、毎月の最低お支払い金額を変更(増額)する。」を選択します。
「元金定額コース」を選択して、月々の返済額を入力します。この時、金額をクレジットカードのカード利用枠と同額にしてください。私の場合は50万円だったので、50を入力します。「確認する」を押して申し込めば完了です。
なお、自身のカード利用枠がいくらか分からない方は、Vpassにログインした上で以下のページからご確認ください。
【公式サイト】Vpass
以上の手続きが完了すると、今後ANA VISA Suicaカードの引き落としはリボ払いとなりますが、一切金利は発生せず、年会費の割引特典を受けることができます。
Suicaチャージでマイルが貯まる スマホと組み合わせれば日本全国でお得
ANA VISA Suicaカードは、Suicaにチャージすることでマイルが貯まる唯一のANAカードです。そのため、普段電車やバスに乗ることがある人は、いつもの交通費からANAマイルを貯めることができます。
レートは普段のショッピングなどと同様に、1,000円の支払いにつき1ポイントが貯まり、1ポイントは6,000円(税別)のマイル移行手数料を払うことで10マイルに移行できます。つまり、1,000円で10マイル貯まります。1マイル=1円と考えれば還元率は1%ですね。
SuicaはJR東日本だけでなく、JR東海やJR九州、大阪メトロ、名古屋市地下鉄、西日本鉄道などなど、日本各地の公共交通機関で利用できます。そのため、関東在住の人でなくてもANA VISA Suicaカードでマイルを貯めることができます。
ただし、ANA VISA SuicaカードでSuicaカードにチャージするには、「ビューアルッテ」と呼ばれる一部の地域にしかないATMを使うしかありません。また、JR東日本の改札ならばSuicaのオートチャージにも対応しているので、残高が少なくなれば勝手にチャージしてポイントを貯めてくれます。
関東圏の住民であれば便利なんですが、地方の方であればチャージできる場所がほとんどないので、めちゃんこ使いにくいのです。しかし、それを解決してくれるのがモバイルSuicaです。モバイルSuicaとはAndroidや、iPhone7以降のiPhoneで利用可能なSuicaアプリのことです。
モバイルSuicaなら、アプリ上で操作するだけでANA VISA SuicaカードからSuicaにチャージできます。電波があればどこでもチャージできるので、時間や場所にとらわれません。
実際に私も愛知県在住ですが、iPhoneにSuicaアプリをダウンロードしてANA VISA SuicaでSuicaにチャージして電車を利用しています。乗車するときも携帯を改札にかざすだけだし、マジ楽チンです。嬉しい。
裏ワザ:マイル移行手数料は2年ごとの支払いで節約できる
先ほどの紹介した通り、1ポイント→10マイルのレートで移行するためには、マイル移行手数料が6,000円(税別)かかります。これを節約するためには、2年に1度だけ、ポイントをマイルに移行しましょう。
ANA VISA Suicaカードの利用で貯まるワールドプレゼントの有効期限は、「ポイント獲得月から2年間」です。例えば2018年8月に獲得したポイントは、2020年8月31日まで有効です。
マイル移行手数料は年度毎に更新されます。一度支払うと、4/1~翌年3/31の間は1ポイント→10マイルのレートで移行できます。したがって、2018年にANA VISA Suicaカードに申し込んだ人は、2020年・2022年…と、2年ごとの4/1〜4/30の間にマイル移行手数料を支払うことで、ポイント失効を防ぎながらマイル移行手数料を節約することでができます。
具体的なやり方は簡単で、Vpassにログインし、「ANAマイレージ移行」ページから移行するだけです。
なお、1度登録するだけでポイントをマイルに自動的に移行してくれる「自動方式」もありますが、マイル以降手数料を節約することにおいては、そちらを使うことはおすすめしません。
年間カード利用額に応じてボーナスポイントが貯まる
VISAブランドのANAカードにはボーナスポイント制度があります。前年のカード利用額に応じて3つのステージのいずれかが確定し、本年度のカード利用額に応じてボーナスポイントが貯まります。
- 前年のカード利用額が50万円〜100万円未満(ステージV1):本年度50万円到達で50ポイント、以降10万円ごとに10ポイント付与
- 前年カード利用額が100万円〜300万円未満(ステージV2):本年度50万円到達で75ポイント、以降10万円ごとに15ポイント付与
- 前年のカード利用額が300万円以上(ステージV3):本年度50万円到達で150ポイント、以降10万円ごとに30ポイント付与
1年目でボーナスポイントのレートが決まって2年目から適用、という長いスパンになるのでご注意ください。具体的に言うと、例えば1年目に110万円のカード利用があればステージV2が適用され、2年目にカード利用額が累計50万円に到達すると、75ポイントがもらえます。その後60万円に達すると15ポイントが、70万円になるとさらに15ポイントが…と貯まっていきます。
ただし、ボーナスポイントはマイル移行手数料を払っていても、1ポイントで3マイルの移行レートになります。
新規入会・年に1回・ANA便搭乗でボーナスマイルが貯まる
ANA VISA SuicaカードはANAカードなので、他のANAカード同様にボーナスマイルが貯まります。
- 新規入会時:1,000マイル
- 2年目以降のカード利用継続(年会費を支払う):1,000マイル
- ANAグループ便の搭乗:通常付与されるフライトマイルが10%増
いずれも、基本的にはANAカードに入会していることが条件で特別な手続きは必要ありません。
ANA VISA Suicaカードは前述の通り、年会費をデメリットなく751円(税別)にできるため、毎年1,000マイルのボーナスがもらえることを考えれば、簡単に年会費の元が取れると言えます。入会しておくだけで毎年お得なので、ANAユーザーなら絶対にANA VISA Suicaカードに入会しておくべきでしょう。
その他、海外旅行保険やショッピング保険の内容とかは他の一般クラスのANAカードとほとんど変わりません。
注意:ANA VISA SuicaカードをSuica定期券として使うことはできない
ANA VISA SuicaカードはSuicaを使うことはできますが、定期券として使うことはできません。そのため、ANA VISA SuicaカードとSuica定期券は別々に持つ必要があります。
ただし、ANA VISA SuicaカードからSuica定期券にチャージすることは可能です。
ANAマイルをたくさん貯める方法
以上、ANA VISA Suicaカードの特徴を紹介してきました。続けて、ANA VISA Suicaカードでマイルをたくさん貯めるにはどうしたら良いかについて詳しく説明していきます。
ANAマイレージクラブ加盟店で買い物する
ANAマイレージクラブ加盟店でANAカードを使うと、通常のカード利用ポイントに加えて、ANAマイルが直接貯まります。これらのお店で買い物するよう意識すると、よりマイルが貯まりやすくなるでしょう。主なANAマイレージプラス(anaマイレージモール)加盟店は以下の通り。
- セブンイレブン:200円(税込)の支払いで1マイル
- マツモトキヨシ:100円(税込)または200円(税込)の支払いで1マイル*
- スターバックス:スターバックスカードへのチャージ100円につき1マイル
- オリックスレンタカー:100円(税込)の支払いで1マイル
- タイムズ カー レンタル:100円(税込)の支払いで1マイル
- 日産レンタカー:100円(税込)の支払いで1マイル
- ニッポンレンタカー:200円(税込)の支払いで1マイル
- バジェットレンタカー:100円(税込)の支払いで1マイル
- じゃらんレンタカー:100円の支払いで1マイル
- 楽天レンタカー:200円の支払いで1マイル
- ENEOS:100円(税込)の支払いで1マイル
- 出光:200円(税込)の支払いで1マイル*
- 大丸・松坂屋:200円(税込)の支払いで1マイル
- ヤマダ電機LABI:200円(税込)の支払いで1マイル*
*がついているお店では、iD(Apple PayのiDを含む)で決済した場合マイル付与の対象外となります。
なお、カード利用ポイントは月間のカード利用額の合計からポイントが算出されますが、この特典は1回の買い物に適用されます。つまりセブンイレブンで朝100円のコーヒーを買ってお昼に110円のおにぎりを買った場合、マイルは貯まりません。
SuicaやiDなど電子マネーを積極的に使う
ANA VISA Suicaは、カード払いだけでなくSuicaとしてもiDとしても使うことが可能です。iDで支払うと、クレジットカードで支払った場合と同じようにポイントが貯まります。Suicaでの支払いではポイントは貯まりませんが、先述したようにチャージでポイントが貯まります。したがって、Suicaの利用でもiDの利用でもマイルを貯めることが可能です。
SuicaやiDは、クレジットカードに対応していないお店でも使えることがあります。例えば駅のキオスクや、ファストフード店、自動販売機などです。こういったお店でもANA VISA Suicaカードならマイルを貯めることができるため、電子マネーが使えるところでは積極的に活用し、マイルを取りこぼさないようにしましょう。
とりあえず言いたいことは以上です。ANA VISA Suicaカードはいいぞ!