2016年10月16日(日)、第39回大須大道町人祭(おおすだいどうちょうにんまつり)に行ってきました。毎年10月の中頃に、愛知県名古屋市中区の大須で2日間に渡って行われるお祭りです。発祥は1970年台に、名古屋まつりに対抗して行われたものです。なので、今でも大須大道町人祭と同日に、栄では名古屋まつりが行われ、大須はその裏番組的に進行します。
大須大道町人祭を行く
大須大道町人祭が普通のお祭りと異なるのは、音楽フェスのごとく、大道芸人が大須の各地で芸を披露する構成になっている点です。タイムスケジュールが発表されるので、大須観音堂・大光院・浅間神社・おいらん宿・本町通り・赤門UFO・チェザリ前・まっとたがね・裏門前町・ふれあい広場・そして場所を問わずにゲリラ的に行われるロービングと、それぞれの場所に行って芸を見守ります。
大道芸の種類は様々で、からくり人形や南京玉すだれなどのレトロ系から、パントマイム、ジャグリング、プロレス、アイドル、ポールダンス、金粉ショーなど、多岐に渡ります。
私が見たものをいくつか紹介していきます。まずは大須のアイドルユニットOS☆Uによるライブ。しかしOS☆Uは撮影禁止だったので、残念ながら写真はありません(本当は注意する前に撮影したものがあるけど、個人の範囲で楽しんでおきます)。アイドルだから仕方ないよね。
続いて、プロレス会場を遠くから。東海プロレスによる、男女混合のミックスドマッチが行われていました。この団体は大須大道町人祭だけでなく、定期的に大須でプロレスやってますね。
おいらん道中の通過。「おいらん」ってよく聞くけど実は意味を知りません。調べてみと、遊女のことなんだね。しかもwiki見てみると、高級娼婦・高級愛人って書いてありました。で、おいらん道中ってのはおいらんの参勤交代みたいなもんで、おいらんがいろんな人を引き連れて練り歩く姿を再現したものだそう。参勤交代は目的あっての行列だけど、おいらん道中はなんの目的で行列をなしているのかは謎。
ふれあい広場で行われた津軽三味線ユニット、その名も「セ三味ストリート」(笑)。めちゃ軽快な演奏を聞かせてくれました。多分右の方だと思うんですけど、尾崎豊に憧れて、ギターと間違えて三味線を始めたそうです。しかも間違ってたことを三味線を始めた数年後に知って、失意の中大学を中退したと公式サイトに書いてあって面白かったです。
オシオシ!と声を上げながら歩く覆面レスラー。パントマイム一人プロレスらしいけど、ハイタッチしてただけだったぞ。なんだったんだ(笑)
圧巻のポールダンス
ポールダンスと聞くと金髪おねーちゃんのストリップなイメージしかないのですが、調べてみると発祥は800年前のインドらしいですね。マジかよ。
踊るのは鷹島姫乃さん。踊る場所は浅間神社の真ん前。神社でポールダンスとはすごいですね。高さ2m以上はあるポールを立ててぐるぐると踊ります。語彙力が少ないので、その踊りを的確に言葉に表現できないので動画を貼っときますね。
足つりそう…。
最後は大須大道町人祭の目玉!金粉ショウ
最後はもう大須大道町人祭の目玉中の目玉!大須観音前で、大駱駝艦(だいらくだかん)によって行われる金粉ショウです。これはもうなんと言っていいのか。全身に金粉を塗った半裸の男女が踊り狂うショーですね。なんのこっちゃて感じですが、これは舞踏(暗黒舞踏)と呼ばれるものです。舞踏って基本的には己の肉体を武器に演じるものなので、指先の1本1本までしっかり神経が通ってて、同じ人間なのに怪奇でした。あの動きを真似してみろと言われたら、なんとなくはできると思うのですが、絶対にあそこまで細かな動きはできないと思います。シンプルゆえに難しい。
さて、大須観音前は金粉ショウを見ようと、たくさんの観光客が詰めかけているため、残念ながら位置が遠く、明かりも暗いのでうまいこと撮れませんでした。しかし火を使っているところは明るかったので撮影しやすかったぞ。舞踏の世界って浅い部分でしか触れたことがないので、ちゃんと単独公演を見てみたいですね。山海塾なら名古屋にも来てくれるのかな。
ところでこのステージでの女性は服を着ていますが、午前に行われた方はトップレスだったそうです。しかも午前の方が客席と近いのでコスプレイベントさながらにカメラマンが写真を撮りまくるそうです(笑)と言っても金粉が塗られているので、やらしい感じではないんですけどね。まぁまた別の意味でやらしいですけど。
てなわけで約8時間のお祭りは終了!初めての大須大道町人祭はとっても楽しめました!芸人さん達を見ただけでなく、大須のイケてるカフェも巡ってきたので、また別の記事で紹介しますね!