記事内に広告を含むことがあります。

東大寺

今更ながらあけおめです。2016年を飛躍の年にするために、やってきたのは奈良県東大寺。

なんでもここには高さ14.7mの大仏様がいらっしゃるらしいぜ。いや、そんなことは常識ですね。じゃあこれは知ってるか?奈良の大仏って、実はお釈迦様ではないんだぜ。

じゃああそこに座っている大仏は誰なの!?というわけで東大寺です。まずは大仏殿の大きさをご覧ください。

巨大大仏殿は年に2回窓が開く

大仏殿

大仏を収めているだけあって、大仏殿もでかいですね。こうやって見ると改めてでかい建物だなこれと思います。

ちなみに築300年くらいです。南向きで日当たりは良好。過去には戦や火事が起きてる重度の事故物件ですが。

入り口

観光客は相変わらず中国韓国系の人々が多いこと。

大仏殿正面

ところでこの日は1月2日でしたが、1月1日には毎年中央の窓が開かれ、大仏が顔を出すんだそうです。

大仏殿の窓

この窓ね。残念ながら1月1日には行けなかったので見れませんでしたが。来年は見たいですね。

1月1日以外に8月15日にも開かれるそう。年に2回だけとは!おのれ引きこもりやがって…!

奈良の大仏!お前はいったい誰なんだ!?

奈良の大仏

はい、奈良の大仏さんと久しぶりのご対面です。相変わらずでかいですね。

盧遮那仏

パンチパーマに薄い顔、額にそびえる千昌夫。どっからどう見てもお釈迦様です。でも実はこの人お釈迦様ではなくて、盧舎那仏(るしゃなぶつ)さんなのです。

お釈迦様ではない

と言っても、実在した人物であるお釈迦様に比べて、盧舎那仏さんは想像上のお方です。というかもはや概念なので、お釈迦様とキャラが被っていても良いのです。

謎がたっぷりの東大寺大仏殿内

大仏と虚空蔵菩薩

盧舎那仏のライトサイドにいらっしゃる金ピカの方は、虚空蔵菩薩さんです。先に言っておきます。この人は特に面白いエピソードはありません。

虚空蔵菩薩

さて、「菩薩」ってのは釈迦や盧舎那仏などの「如来」たちに比べると、1つ身分が劣ります。にもかかわらず如来よりも絢爛豪華な衣装をまとっています。

現代社会に例えると、社長が無印良品のスーツを着ているのに対し、課長は上から下までブランド品で固めている感じです。生意気です。

虚空蔵菩薩のアップ

如来は世の中の全てのしがらみを断ち切って悟りを開いた方々なのですが、菩薩はまだ悟っていません。従って、豪華な衣装ではあるものの、まだまだ青いなというわけです。

俺たち2人で四天王

広目天

東大寺の隅っこには、四天王の1人であり、西方を守る広目天(こうもくてん)兄さんが立っています。

広目天のアップ

四天王と言えばみなさん手に武器を持つ仏教界きっての武闘派集団ですが、広目天兄さんだけは筆と巻物だけを持った状態で表されることが多いです。社会風刺で戦うタイプの人ですね。

多聞天

もう一方の隅っこには、北方を守る多聞天(たもんてん)兄さんもいます。どうでもいいのですが、多聞天兄さんのすぐ近くにはあの大仏の鼻の穴大の柱があり、みなさんそちらに夢中なので驚くほど人気がない悲しいポジションにいます。

怒りの表情

めっちゃ怒ってるアングリーフェイスが自慢です。

多聞天のアップ

東大寺にいる四天王は以上の通り、広目天と多聞天しかいません。しかも西の守護神と北の守護神という微妙な人選。

実は四天王の残りの2人である増長天と持国天は、頭部だけが置かれています(写真撮ってなかった)。身体は焼失したわけでもなく、最初から作られておらず、未完成なだけだそうです。なんで頭だけ作ってあとは放置したのでしょうか。謎です。

腕が2本の如意輪観音

如意輪観音

最後、大仏の左隣にいらっしゃるのは如意輪観音。こちらも菩薩に属するので、ブランド品を身につけています。

如意輪観音のアップ

如意輪観音と言えば腕が6本ある姿が基本の姿なのですが、こちらは2本腕です。なぜでしょうね。元々如意輪観音として作られていなかった説などがありますが、まぁ観音様は変化自在なので、いつもと違う姿をしていてもそう珍しいことではありません。

奈良の大仏のアップ

てなわけで堂内を時計回りに一周して大仏前に戻ってきました。こうやって1つ1つにフォーカスして周るとまた新たな発見があって面白いですね。

ちなみに奈良の大仏ができたのは752年くらいの話ですが、何度か焼失していて、現在はほとんどが鎌倉時代か江戸時代に修復されたものなんだとか。それでも大仏の中では古い部類に入るけどね。

そして最後にもう1つの謎が、大仏さまの目の前にあります。

足が8本!?東大寺の謎の蝶々

足8本の蝶々

東大寺で地味に好きなのがこの蝶々。ご覧の通り、足が4本ずつ左右にあって、合計8本です。身体もやけにむちむちしててイモムシ感があります。

平家の家紋に似てる

こいつが一体何者なのかは諸説あります。単純な間違いだとか、極楽界の蝶々だとか。

個人的には平家の家紋を真似た説が真相なのかなと思います。姿がそっくりだし、家紋の方もぱっと見8本足に見えます。

まぁ、なんで平家の家紋をここに持ってきたんだという疑問は残りますが。

東大寺の鹿

寝てるオスの鹿

ここから先はただの鹿の写真です。こんな寝違えそうな姿勢で寝るのですね。

並ぶメスの鹿

メスの鹿。かわいい。バンビちゃんって呼びたい。バンビはオスですが。

寝てるメスの鹿

メスの鹿は毛が柔らかいので撫で甲斐があります。一方オスは硬いので、触り心地はいまいち。

鹿の正面

横顔はかわいいけど正面はちょっとブサイクだな。

鹿の正面のアップ