SwitchBot K10+が届いたよ
SwitchBot K10+を買いました。個人的にずっと待ち焦がれていた「小型」「静音」を特徴とするロボット掃除機です。
ルンバ以外のロボット掃除機を買うのが初めてだったので結構不安もあったのですが、結論から言うと最高、買って正解でした。そんなSwitchBot K10+を使ってみてわかったの良いとこ・悪いところをまとめてレビューしていきます。
目次(もくじ)
ロボット掃除機は小型で静音が正義!使用頻度と網羅性が高くて超便利
椅子の間もお掃除するぜ
ロボット掃除機、いろいろな会社からいろいろな機種が出てます。どの会社も「吸引力」をアピールしてることが多いんですが、個人的には「使用頻度」と「網羅性」において高得点を取れるかだと思っています。
「頻度」とはつまり、「1日のうち何回掃除できるか」です。一人暮らしなら1日1回でも良いと思いますが、「子供がいる」「ペットがいる」みたいな家庭だと、1日に何度も起動した方が良い。だからこそ静音性が大事だと思います。静音性が高ければ、朝でも晩でも掃除できるし、ビデオ会議中でも問題なし。
あとは他社でも当たり前ですが、予約機能とか、スマートスピーカー対応だとか、ゴミを捨てる頻度とか、メンテナンスとか、「掃除することに対して手間がかかりにくい」ものだと、使用頻度を高められるからいいね。
掃除ルートをアプリ上でリアルタイムに確認できる
もう1つ大事なのが「網羅性」です。これは要するに、「部屋の中を隅々まできっちり掃除できるかどうか」です。これまでルンバ875Aを使っていて不満だったのが、椅子の脚の間を掃除できないことでした。小型の掃除機だったらこういうところもモレなく掃除できるのになと思っていました。
また、最近のロボット掃除機は全部そうですが、部屋をマッピングして隅々まで掃除してくれることが絶対です。ルンバ875Aはランダム走行なので、全く掃除できなかったエリアが生まれることがあります。
その点、SwitchBot K10+は小型なので隅々ませ掃除できて、部屋をマッピングして抜け漏れなく掃除してくれます。
そんなわけでSwitchBot K10+は「頻度」と「網羅性」に優れていて、自分の理想に適うロボット掃除機だったので即購入しました。
SwitchBot K10+を使って良かったメリット
ロボット掃除機って、カタログスペック上はほとんど機能に違いがない感じがします。実際、SwitchBot K10+でできることの多くは他社製品でもできます。
だからこそ、唯一無二である「小型」「静音」という特徴が際立ちます。詳しく解説していきます。
ロボット掃除機はデカすぎた!小型サイズでモレなくお掃除可能
ルンバのサイズだと通れない場所も…
SwitchBot K10+なら通れる!
SwitchBot K10+の直径は24.8cmです。ルンバだと大体35cmくらいなので、10cmも小型です。本体サイズが小さいことで、椅子の脚の間など、従来のロボット掃除機が入り込めな所まで掃除してくれます。清掃できる範囲が増えたわけで、これはかなりのメリットだと思います。
小さいけれど清掃時間はそんなにかからず、30cm²で50分て感じ。清掃にかかる時間は以前使っていたルンバ875Aとほとんど変わりません。
静音性抜群!朝昼晩いつでも気にせず清掃可能
カーペットの上では吸引力が強くなるらしい
SwitchBot K10+のもう1つの魅力が静音性です。これはもうルンバ875Aと比較すると圧倒的に静か。私が静音性にこだわる理由は2つ。
- 在宅勤務なのでうるさいと気が散る
- ルンバの音がうるさいとクレームがあった
SwitchBot K10+はかなり静音なので、AirPods Pro2のノイズキャンセリングを使えば駆動音はほぼ消えます。これで仕事に集中できる。
また、私はマンション暮らしで毎朝7時に掃除させていたら「うるさいから時間帯を変えてちょ」とクレームが来ました。詳しいことは聞いてないのでわからないのですが、これおそらく吸引音ではなく、ルンバが壁にぶつかったり、キュラキュラ言う音が原因なのかなと思います。そういう音の方が響きやすいので。
一方でSwitchBot K10+吸引音が静かなだけでなく、なるべく壁に衝突しないで動いてくれるので、響きやすい音も発生しません(ぶつかる可能性があるが隅々まで掃除してくれるモードもある)。
自分自分、以前ほど気になるような音は出ていないと思っています。なので改めて、夜に吸引して、朝に水拭きする、というスケジュールで気持ちよく朝を迎えられるようにしてます。クレームもありません。
ゴミ収集ステーションの吸い上げは時間は調整できる:
掃除が終わるとゴミステーションに戻り、掃除機内のゴミをステーションに収集してくれます。この時の吸引音が結構大きいので、時間帯によっては気になります。
しかし、吸い上げしない時間帯を指定できるので、これを指定しておけば問題ありません。また、任意のタイミングで吸い上げすることも可能です。
「マッピング」「ゴミ捨て不要」「スマートスピーカー対応」は嬉しい
ちょうど空いてた隙間に置くことができた
最近のロボット掃除機では当たり前なんですが、「マッピング」「ゴミ捨て不要」「スマートスピーカー対応」と、欠かせない機能が揃っています。
ルンバ875Aではこの3つがいずれも非対応だったので、かなり嬉しいです。特に「ゴミ捨て不要」はこのサイズのロボット掃除機でもついているのがありがたい。保管期限は70日間ですが、十分でしょう。
台所のちょっとしたスペースにロボット掃除機が置けるなんて…!
ステーション自体もサイズは小さめなので、置き場所に困ることはあんまりなさそう。我が家もちょうど良いスペースに設置しました。
SwitchBot K10+を使ってわかったデメリット
製品には十分満足していますが、いくつかデメリットも発見したので紹介します。
水拭き機能はちょっと頼りない
水拭き掃除後。シートは使用した部分がちゃんと黒ずんでる。意外と髪の毛も掃除できた
このサイズだけど水拭き機能があります!いわゆる「お掃除シート」を取り付けるタイプです。給水が不要なんですが、逆に言えば給水しないので使ってるうちに乾いていきます。広範囲の水拭きには向きません。
こういう染み汚れは1回水拭きするだけじゃ綺麗にならない
さらに、水拭きと言っても床を撫でる程度です。ギュッと押し込んでくれるわけではないので、染みついた汚れみたいなのは清掃できません。
キッチンの油汚れなんかは2回清掃させたら綺麗になりました。水拭きは広い範囲を1回で掃除するのではなく、「狭い範囲を何回も掃除させる」ことで有効に活用できるようです。
ゴミステーション内部
ゴミステーションを開く。
水拭き専用パッド
水拭き用のパーツを取り出す。
これが結構めんどい。きっちりつけないと掃除中に外れたり巻き込んだりすることがある
お掃除シートを頑張って取り付ける。
水拭きモード
本体にはめる。
ロボット掃除機の2in1は過渡期:
最近は水拭きもできるロボット掃除機が増えてきました。しかし15万円程度する水拭き対応ルンバも、水拭きの評判は決して高くはないようです。
そんな中、最近Ankerが「押して拭く」タイプのロボット掃除機を出してきて、これは圧をかけて水拭きしてくれるので、かなり良さそうです。専用モップも自動洗浄してくれるのですが、その一方でゴミ収集機能がありません。まだパーフェクトなものは出揃っていない印象です。
最初の接続がうまくいかない
「グランドサーバーと接続できませんでした」というエラーが頻発する
SwitchBot K10+とスマホの接続がうまくいかない、という口コミが製品レビューでも何件書かれていました。自分自身、確かにうまくできませんでした。何回か試しつつiPhoneをSwitchBot K10+の上に置いて放置したところ、エラーが出たものの接続できていました。
Androidだと繋がりにくい、という話も聞きます。ただこの辺は今後アップデートされていくんじゃないかな。
補足:フライング販売での炎上騒動について怒りたい
画像引用元:Makuake|日本人の「使いやすさ」を追求したロボット掃除機SwitchBot K10+ 実行者の活動レポート コミュニケーション|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス
製品の良し悪しとは直接関係のない愚痴のような話ですが、参考になるかもしれないので聞いてください。
大手スマートホーム家電メーカー“Switchbot”、クラファンの出資者相手にやらかして炎上
Switchbotがロボット掃除機の最新機種(K10+)をクラウドファンディングサイト「makuake」で発表&販売
↓
Switchbot「出資者には特典として想定売価68,880円のところ51,800円で割引販売します!」
↓… pic.twitter.com/qpcGe6rpY8— 滝沢ガレソ🌟 (@takigare3) July 16, 2023
今回私はMakuakeというクラウドファンディングを通じてSwitchBot K10+を購入しました。しかし、その商品が届く前にAmazonで一般販売が開始され、しかもMakuakeよりも安い価格でした。一応Makuake版は消耗品1年分が同梱されているため全く同じ商品ではないのですが、一般販売の方が安くて早く買えるため、非難轟々となりました。
もちろん「自分が買った時より安い価格で販売されている」ということはよくあることです。しかし、さすがに「新製品を早く手に入れるために予約購入したら、一般販売の方が届くの早いし安かった」というのは異常でしょう。
そもそも、クラウドファンディングって「販売実現のために出資を募る」ものであり、「既に販売が決まっている新製品の先行販売会場」ではないはずです。
自分自身、今回出資してしまったことを反省しつつ、今後は「クラウドファンディングに見せかけたただの先行販売」に乗らないよう注意していこうと思いました。
二重価格?定価がよくわからない:
当初、一般販売価格68,880円とのことでしたが、公式サイトを見ると定価70,780円で、そこから割引になって68,880円で販売と表記されています。こ、これは…二重価格!
こういうところもまたモヤモヤする原因なんだよなー。ちゃんとしてくれよー。
※その後修正され、70,780円の表記は消えました。マジでなんなんだよ。
デメリットを上回るメリット!ロボット掃除機は小型で静音がスタンダードになりそうな予感
狭いトイレ周辺も清掃できるが嬉しい
まぁちょっと販売方法については憤りを感じましたが、製品自体はとても良いものです。どうして今まで小型・静音にフィーチャーしたロボット掃除機がなかったんでしょうか。SwitchBot K10+の登場で、今後小型・静音のロボット掃除機が増えていくんじゃないかなと思います。
先の通り二重価格表記でややこしいのですが、SwitchBot K10+の価格は68,880円(税込)で、発売日は8月10日頃になるようです。どうせまたAmazon等でセール販売されると思うので、セールを待つのも良いと思います!