シン・親鸞
巨大仏が好きで、日本各地へよく見に行っています。そんな巨大仏の中の1つで、以前から興味を持っていたのがこちらのお方。特徴的なのは、観音様ではなく、実在したと言われる親鸞聖人をモデルに使っていることです。
しかもここ、温泉が併設されていてそれがまた面白い。このとても興味深いスポットについて紹介していきましょう。
目次(もくじ)
宗教施設の温泉「西方の湯」
ちょっと珍しい建築スタイル
太陽を思いっきり浴びながら数時間バイクに乗っていたので、全身汗だくになった私にはまさに温泉がうってつけ!タオルを片手に西方の湯(さいほうのゆ)に向かいました。
看板猫
入り口でおばちゃんに500円を払い、いざ入浴しようとするとフサフサした黒い哺乳類がいました。なかなかの年齢らしく、またばっちり人馴れしていたので、入浴前に撫でさせて頂きました。
珍スポット感溢れる
にしても気になるのがこの館内の様子。骨董品なのかガラクタなのかももう区別がつかない珍品たちがズラッと並べられています。もしかしたらお宝もあるのかもしれないけど、節電のためか電気がついていないもんだから、とにかく陰鬱。2階への階段もあるものの、そちらは立入禁止でした。
こちらは越後の里親鸞聖人という宗教法人の施設でもあるので、もしかしたら2階は集会場的なところなのかもしれません。いずれにせよ、もはや宗教施設としての意義も失われ、地方の寂れた温泉施設という印象しか受けません。
昭和の香り
利用客も少なく、おじいちゃん2人とすれ違っただけでした。
全高40mの巨大な仏像が目印
親鸞聖人と対峙
入浴する前に、温泉に併設されているこの巨大仏の話をしよう!
上から親鸞
なんつっても目を引くのがこちらの像ですね。全高40mあります。とは言えこの辺りは平地で、また国道113号線は防風林があるのでそれなりに近づかないと視認することができません。
昔は入れたんだよ
足元には入口と出口がそれぞれありますが、どちらも封印されています。
身体に窓を埋め込まれた人
また、像をよく見ると窓らしきものが見えます。過去には胎内巡りができたようで、2009年に訪問している記事を見つけました。ありがたい。
【参考】最上部からの眺望がすばらしい越後の里親鸞聖人(にいがた百景2)
空を自由に
頭には避雷針も見えます。
目が俗っぽい
観音様とは違って一応実在の人物とされるお坊さんをモデルにしているので、そのお顔も人間味に溢れています。大観音はやはりあのお顔で巨大だから正直不気味な印象もあるのですが、こちらの場合はただでかい地蔵という感じで、気軽に挨拶したくなります。
海を背に
巨大仏は離れてみるのもまた素敵。なんですが、親鸞さんの背後にはさらに広大な日本海が広がるので、巨像っぷりよりもなんだか小ささが際立ってしまいました。
誰でも入浴可能だが…
脱衣所
さぁ改めて入浴です。先客1名とすれ違いでエンター。めっちゃ質素です。カゴだけでなく、部室みたいな鍵付きロッカーには貴重品も収納できます。
何これ
健康器具がポツンと置かれていました…。
超個性的な泉質も今は昔
全体的に茶色い
いざ風呂!ここの温泉はその泉質が超個性的で、お湯の色は真っ黒でニオイも強烈とのことでしたが、残念ながらそのお湯は今では止まってしまったようでした。それでも赤茶色のお湯に大量の湯の花、かなりの塩っ辛さと只者ではない泉質でした。
全然気づかなかったけど一応露天風呂がある(お湯あるのか?)
窓からはお庭の景色を通じて、向こうのほうに日本海も望めます。
なんでもなおし
効能。切り傷に有効なのか…。
目をやられた
ふぅーんと思いながら入浴してたんですが、しばらくしてくるととっても目が痛い。別に顔を洗ったりしたわけではないんですが、どうも泉質と合わなかったようで、早めに上がりました。この後もしばらく目の痛みが残りました。
親鸞さんのようにビックになりたい
心なしか親鸞さんも少し笑っているようです。「ボウズ、お前にゃまだ早かったようだな。」なんてね。訴えるぞ!
新潟は新興宗教もデカい
新潟県って結構デカくてそれなりに田舎だから人口密度少なくて好きです。そして新潟にある新興宗教施設、宝徳山稲荷大社もこれまた田舎にあって、そしてデカくてとても素晴らしいです。巨大建築好きならこちらもご覧ください。
この記事の撮影機材
カメラ1:α7C
カメラ2:DJI Mavic Air
越後の里 親鸞聖人総合会館 西方の湯の詳細情報
公式サイト:ない
住所:〒959-2708 新潟県胎内市中村浜2−29
電話番号:0254452550
場所:Googleマップで見る
営業時間:俺が知りたいよ
入場料:500円
駐車場:たくさんある
備考:目に気をつけて