携帯会社と言えば厄介なのが「縛り」の存在。しかし総務省の指導によって今やほとんどの会社が「縛り」を撤廃しました。しかし格安SIMの一部には「最低利用期間」と言って未だ実質的な縛りを設けている会社もあります。この記事では縛りがなく、また解約手数料も無料のおすすめ格安SIMを紹介していきます。
目次(もくじ)
縛りのないおすすめ格安SIM4選
LINEMO:コスパ最強の格安プラン
画像引用元:【公式】LINEMO - ラインモ|月990円(税込)から使える高速通信|ソフトバンクのオンライン専用ブランド
LINEMOは、ソフトバンクが提供している格安プランです。3GBと20GBのプランが用意されており、月ごとにプランを変えながら利用できます。
プラン名 | 月間データ使用量 | 料金 | 超過時速度 |
---|---|---|---|
LINEMOベストプラン | 3GBまで | 990円 | 最大300Kbps |
10GBまで | 2,090円 | ||
LINEMOベストプランV | 20GBまで | 2,970円 | 最大1Mbps |
30GBまで | 3,960円 |
大半の格安SIMの弱点に、通信環境が不安定になりやすい点が挙げられます。特に昼間の時間帯が顕著で、携帯電話を使う人が増えて混雑するために通信速度が遅くなってしまうのです。一方で、LINEMOはソフトバンクと同等の回線を使用しています。つまり、通信速度が安定していて昼間の時間帯でも大きく使いづらくなることはありません。
計測時間 | Ping | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
朝(5:00~8:59) | 34.89ms | 74.6Mbps | 13.27Mbps |
昼(12:00~12:59) | 38.1ms | 86.08Mbps | 20.22Mbps |
夜(20:00~22:59) | 36.93ms | 41.02Mbps | 14.7Mbps |
※:携帯回線 LINEMOの速度測定結果(実測値) | 下り速度・上り速度の平均値を公開中! | みんなのネット回線速度(みんそく)から引用
- ソフトバンクの格安プランで、ソフトバンク同等の回線が使える
- 契約・解約手数料無料!縛りなし
- 20GBと3GBの2種類のプランを使い分け可能
さらに5分間のかけ放題オプションが7ヶ月目まで無料!
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povo:基本料金0円!サブ回線に最適
画像引用元:povo
povoは基本料金が0円で、データ通信はトッピングと呼ばれ、必要に応じて購入する仕組みです。無課金の場合はデータ通信速度は128kbpsしかありません。他社で通信制限がかかった場合と同じ速さで、動画の再生やインターネット検索は非常に困難です。通信速度を上げたい場合は、用意されているオプションの購入手続きを行います。
トッピング名 | 期限 | 料金 |
---|---|---|
データ使い放題 | 24時間 | 330円 |
データ追加1GB | 7日間 | 390円 |
データ追加3GB | 30日間 | 990円 |
データ追加20GB | 30日間 | 2,700円 |
データ追加60GB | 90日間 | 6,490円 |
データ追加150GB | 180日間 | 12,980円 |
povoの場合、トッピングを入れ替えることで様々な使い方が試せるため、2台持ち用に最適な携帯会社と言えるでしょう。課金をしないまま無料で使用することも可能です。ただし、トッピングを180日間購入しない状態が続くと、スマホ本体の利用が停止されます。
楽天モバイル:通話料金も無料!
画像引用元:楽天モバイル
楽天モバイルは、料金が従量制で、月間のデータ使用量に応じて以下の通りに決まります。
月間データ通信量 | 料金 |
---|---|
〜3GB | 1,078円 |
〜20GB | 2,178円 |
20GB超過 | 3,278円 |
楽天モバイルの強みの1つに、通話料金がかからない点も挙げられます。「Rakuten Link」に登録すると、無料での通話が可能です。
ただし、回線品質に関しては注意が必要です。楽天モバイルは通信速度自体が遅いわけではありませんが、Rakuten Linkの音質が悪くなったり、突然圏外に切り替わったりするトラブルが発生します。原因も様々考えられるため、ストレスを感じることもあるかもしれません。その辺りのデメリットを我慢できれば、コストパフォーマンスに富んだ優秀な格安SIMです。
- 月間データ使用量に応じて料金が変動
- Rakuten Linkからの発信で通話料金無料
- 契約から解約まで一切の手数料が無料
OCNモバイルONE:イチオシ格安SIM
画像引用元:OCN モバイル ONEでおトクに格安スマホに乗り換えよう! | NTTコミュニケーションズ 個人のお客さま
OCNモバイルONEは月額料金が格安SIMの中でも比較的安く、通信速度も比較的安定しています。回線が混雑しがちな昼間の時間帯でも低速になりにくいのが強みです。
データ容量 | 料金 |
---|---|
500MB | 550円 |
1GB | 770円 |
3GB | 990円 |
6GB | 1,320円 |
10GB | 1,760円 |
3GBの容量で契約を結んだ場合、月に発生する費用は858円です。同じ条件におけるLINEMOの月額料金と比べても、約100円程度の差があります。ただし容量は最高で10GBまでしか用意されていません。10GBを超えて使うことが多い人はご注意ください。
また基本料金だけでなく、通話料金も他社の半額です。他社の場合は30秒ごとに22円ですが、OCNモバイルONEは30秒ごとに11円です。かけ放題のオプションも設けられています。
オプション名称 | サービス内容 | 料金(税込) |
---|---|---|
10分かけ放題 | 10分以内の通話料金が無料 | 935円 |
トップ3かけ放題 | その月の通話料の上位3番号の通話料が無料 | 935円 |
完全かけ放題 | 時間制限なく通話料金が無料 | 1,100円 |
※:2022年1月31日までにキャンペーンエントリーで12ヶ月間特別料金が適用
4大キャリアの格安プランは契約手数料も無料
これまで紹介してきたLINEMO・povo・楽天モバイルに加え、ここでは取り上げなかったahamoも契約手数料が無料です。
携帯電話を持つとき、あるいは逆に解約する際には別途料金を支払う必要がありません。OCNモバイルONEを含めた従来のプランや大抵の格安SIMでは、平均して3,300円程度の契約手数料が発生します。これらのような4大キャリアの格安プランは、初期費用もかからない点が強みです。
項目 | 楽天モバイル |
ahamo |
povo2.0 |
LINEMO |
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月額料金 |
|
2,970円 | 0円 |
|
データ容量 |
|
20GB(海外含む) | 0GB(128kbpsで使い放題) | 3〜30GB(LINE使い放題) |
制限時 通信速度 |
楽天回線:制限なし | 最大1Mbps | 128kbps | 最大1Mbps |
かけ放題 |
|
|
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|
通話料金 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | 20円/30秒 |
新規契約事務手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
MNP転出手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
解約手数料(縛り) | 無料(なし) | 無料(なし) | 無料(なし) | 無料(なし) |
店舗での契約 | 可能 | 可能(有料) | 不可 | 不可 |
迷ったらLINEMOが最もおすすめ
格安SIM選びで迷ったら、とりあえずはLINEMOを検討するようにしましょう。2種類のデータ容量を月ごとに変えられるだけでなく、双方のプランにおいて料金も比較的割安です。その上、通信速度も時間帯で突然低下することもなく、契約手数料や解約手数料も無料に設定されています。縛りも無いため、自身に合わなかったら問題なく乗り換えできる格安SIMです。LINEMOは、格安SIMの部類でも最も使用しやすいサービスに挙げられるでしょう。