MacBook pro 13インチ Retina Early2015を愛用しています。2年経った今でも動作には問題ないのですが、ここ最近なんだか液晶が汚いなという不満が出てきました。
メガネ拭きで丁寧に拭こうが、アルコール成分が入ったカメラのレンズクリーナーで拭こうが、全く改善しないのです。
「なんか使い方が悪かったのかな」と思いつつも気になるので調べてみると、この汚れはMacBook Pro Retinaモデル特有の問題で、液晶を無償交換してくれるということでした。
というわけで、交換対象のMacや、原因、実際に交換を申し込んでから戻ってくるまで、そしてApple製品の液晶をメガネ拭きで拭くのはNGなのか?についてまとめときます。
目次(もくじ)
MacBook Proの液晶が汚いと、無償交換してくれる
オラ!見てよこれ。拭き残しみたいな跡が満遍なく残っています。乾拭きがダメなら水拭きだってことで、アルコール成分入りのレンズクリーナーで拭いても、全くダメ。
で、調べてみるとこれは液晶コーティングの剥がれで、「ステインゲート問題」と呼ばれてるそうです。
【関連】MacBookのRetinaコーティングはがれ問題、アップルが交換へ
元々Appleはこの問題のことをスルーしてたっぽいんですが、ユーザーの署名活動によって、非公式ながら液晶の無償交換を始めたんだとか。この非公開ってのが問題で、Appleの公式サイトを調べて見ても「交換対象のMacBook」や「申し込み方法」が載ってません(もしかしたら、過去に公表してたけど時間が経って非公開にした、ということかもしれません)。
一応、先に紹介したサイトでは交換対象の製品は「2015年10月16日以降に買ったモデルは1年間、あるいは購入してから3年以内のモデル」と記載されています。ただ私がAppleに問い合わせたところ「期間は問わない」という回答を頂いたので、MacBookユーザーで液晶の汚れが落ちない方は、Appleに問い合わせてみることをおすすめします。
もしかしたらPro以外でも受け付けてくれるかもしれませんが、たぶんこの問題はProだけの問題なので、そもそも現象自体が発生しないかと思います。
また、AppleCare加入の有無は関係ありません。結論を言えば、AppleCareを含め何の保険にも加入していない私でも無償交換できました。
対象製品以外に気になったのが、「交換対象となる症状の程度」です。みんなの症例を見てみると、すげー派手に剥がれています。一方で自分のMacBook Proは、普段使用していて気になるレベルではなく、このように画面を暗くしないとわからないレベルです。
ただこのレベルでも無償交換となったのでやっぱり、ひとまずAppleに問い合わせてみましょう。私はAppleサポートセンターの0120-27753-5に電話しました。
MacBook Pro Retina液晶無償交換の流れ
0120-27753-5に電話をかけると機械音声が流れて問い合わせ機種を選択させられます。MacBookを選択した後、スタッフの方が出るので症状を伝えます。「コーティング剥がれたっぽい」と伝えれば、ひたすら謝られるのでもうこっちのもんです。
手続きにあたって必要になったのはシリアル番号くらいです。これは「このMacについて」から確認できるので、まぁ特に事前準備することは何もないですね。
最後にヤマト運輸の業者を手配してくれるので、現住所を連絡して待つだけです。わいわい。
早速電話の翌日にはヤマトさんがきてくれて、MacBook Proをそのまま渡せば梱包してくれます。
無償交換申し込みから5日で完了
てな訳で無事修理が完了して戻ってきました。申し込みから5日間で、おおまかな流れは以下の通り。
- 1日目:申し込み(日曜日)
- 2日目:自宅にヤマトが来て、MacBook Proを持っていく
- 3日目:修理開始
- 4日目:修理完了、出荷
- 5日目:自宅に到着
なので実際にMacBook Proが手元になかったのは3日間だけでした。とても早かった。ありがたい。
ちなみに液晶はまるっと交換になるので、天板にステッカーとか貼ってると多分処分されるのでお気をつけて。自分はステッカーは貼ってませんでしたが、底面にフリップスタンドを貼ってたら剥がされてしまいました。貼り直せるから良いけど。
MacBook Proをメガネ拭きやアルコール成分入りレンズクリーナー等で拭いても良いのか裁判
判決は、無罪です。
今回の問題はあくまでもMacBook Pro Retinaのコーティングがイケてなかったことです。なので、イケてる液晶に交換した後のMacBook Proやその他MacBook、iPhoneの液晶をメガネ拭きやレンズクリーナーで拭くことは、何の問題もありません。と、Appleから回答頂きました。それなら安心だね。
2016年以降のMacBook Proユーザーなら、キーボードのリコール対象かもしれません
Appleはたまにこの手の不具合に対して、無償修理を受け付けています。今回の画面不具合の後も、一部MacBook、MacBook Proでキーボードの不具合が見つかり、無償修理を受け付けています。
私も「キーが勝手に2回入力される」などの不具合が発生したため、無償修理を受けました。対象のMacBookや修理の依頼方法、流れを上記記事にまとめているので、MacBookまたはMacBook Proユーザーは一度ご確認ください。