おいどんのMacBookでごわす
メインマシンとして愛用しているMacBook(Retina, 12-inch, 2017)のキーボードの調子が悪く、特にSキーを押すと、「ss」と2回入力されることがよくありました。
で、実はこのMacBookのキーボードの不具合はAppleも認める不具合で、今なら無償修理の対象だそうです。
特定の MacBook および MacBook Pro モデルのごく一部のキーボードに、以下の症状 (の 1 つまたは複数) が現れる場合があることが判明しました。
- 文字が勝手に反復入力される
- 文字が表示されない
- 押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない
このキーボード修理プログラムに該当するMacBookまたはMacBook Proは以下の通り。
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)
- MacBook (Retina, 12-inch, 2017)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2016)
- MacBook Pro (15-inch, 2017)
バタフライキーボード
いずれもキーボードが薄いタイプ、いわゆる「バタフライキーボード」搭載のMacBookです。というわけで修理を受ける方法や修理期間、変更後のキーボードの使用感と問題点について紹介していきます。
Apple Care加入の有無は無関係 まずAppleに電話を
画像引用元:MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラム
この修理はAppleが無料で行っているものです。なので上記に掲載した対象のMacBookであれば、AppleCareなどの保険の加入の有無が関係なく修理を受けることができます。自分のMacBookが対象かどうかは、お使いのMacBookの左上にあるリンゴマークを押して「このMacについて」を見るとわかります。
修理対象であれば、AppleStoreに持ち込むか、Appleの修理センターにMacBookを送ることで修理を受けることができます。AppleStoreに持ち込めばその場で修理してくれるので早いみたいなんですが、該当のパーツが店舗になかったりすると結局修理センター送りになるので、まぁ直接修理センターに送るのが無難だと思います。
というわけで対象のMacBookをお持ちで、なおかつキーボードに不具合が見られる人は、まずAppleに電話しましょう。電話番号は0120-277-535です。こちらに電話しつつ、案内に従って操作していくとオペレーターと繋がるので、「MacBookのキーボードの調子が悪いっすね」と伝えるだけです。
【参考】サポートや修理サービスに関する Apple へのお問い合わせ
今回の修理プログラムを適用して修理が受けられることになったら、配送業者の手配をしてもらいます。後日、ヤマト運輸がMacBookを受け取りに来るので渡してあげればこちら側のやることは完了ですね。
MacBookの修理期間はわずか1日
Appleさん、まさかの即日修理
MacBookを修理に出すということは、つまりその間MacBookを使うことができなくなるということです。私はMacBookなしでは生きていくことが難しいので、修理完了までどのくらいの期間がかかるのかを事前にAppleに聞いてみたところ、「5日〜7日くらい」との返事でした(ちょっとうろ覚えだけど、確かそのくらい)。
しかし私の場合ですが、実際にはわずか1日で修理が完了し、発送の翌日には手元にMacBookが帰ってきました。依頼から受け取りまでにかかった期間は以下の通り。
- 10/3(水)にAppleに電話し、10/5の夜に集荷に来てもらう予約をする
- 10/5(金)の18時にヤマトがMacBookを受け取りに来る(名古屋)
- 10/5(金)にMacBookが修理センターに到着して修理開始
- 10/5(金)にMacBookが修理完了し、出荷(横浜)
- 10/6(土)の13時にMacBookが自宅に到着(名古屋)
またヤマト運輸がやりやがった!即日で修理したAppleもすごいけど、ヤマト運輸も集荷したその日のうちにMacBookを横浜まで届けてくれたし、修理完了のその翌日には横浜から名古屋の自宅にMacBookを届けてくれました。
というわけで結局のところ、MacBookが手元にない状態は1日だけで、というかもはや19時間手元にないだけで済みました。早すぎるでしょ。
名古屋市でこれなので、より修理センターに近い場所や、配送網が充実している場所ならもっと早く受け取ることもできそうです。もちろん逆にもっと時間がかかることもあるかもしれませんが。
しかしまぁ、昨今のブラック企業問題を考えると申し訳なくもありますね。Appleの人とか、10/5の深夜に修理してくれたってことですしね。彼らが相応の対価または適切な労働時間内で作業していることを祈ります。
修理されて不具合は解消されたが、問題の根本の解決にはなっていないらしい
「F」キーじゃなくて「S」キーがおかしかったんだけども
無事修理されてMacBookが戻ってきて、こうして文章を書いています。修理前と比較すると、2回入力の不具合は解消されていて、快適にキーを打つことができます。
打鍵感も若干硬くなった気がするので、これはもしや第三世代キーボードにアップデートされたのか?と思ったのですが、どうもキーボードの構造自体は何も変わっていないらしい。
【参考】Additional Details About Apple's New MacBook and MacBook Pro Keyboard Service Program
【参考】バタフライキーボードの修理内容が公開-やっぱり根本的な解決にはならず
つまり今回の修理では劣化したキーボードを新品に変えただけであり、修理後のキーボードも使い込めば再び不具合が発生する可能性がある、というわけみたい。
側面の傷もなくなっていたので、PC下半分が丸々新品になったのかな
この無償修理プログラムは、複数回受けることが可能なので、また不具合が出れば交換してもらえば良いのですが、「本プログラムは、対象となる MacBook および MacBook Pro に対し、その最初の小売販売日から 4 年間適用されます。」と規定にあるので、購入から4年目以降は有償交換となります。
どうもバタフライキーボードは第三世代も含めて、構造的にこのような不具合が出てしまうのは仕方ないことみたいなので、まぁこうやって騙し騙し使っていくしかないようですね。
また、MacBook Proの場合だとキーボードと一緒にバッテリーも新品に交換してくれるそうです(たぶんね)。なのでMacBook Proの人はやれるうちに交換しておいた方がいいぞ。