兵庫県は西長町です。ご覧の通り、この辺りには加工に適した石が摂れるようで、特撮よろしくな風景が見られるんですが、この広大な風景の中に見事に溶け込む石造りの大仏があるので見てきました。
入っていいのぉ?不安な参道
素直に従うか、自分の目を信じるか
頭上になんとなく大仏が見えます。この道は大通りから一本入ったところにある道。大仏まで直線で行けそうな道がありますがこちらはブラフ。「参道←」と書かれている通り、急がば回れで左に曲がります。
お邪魔します感
この道が参道であり、それを振り返ったところです。なんかすごく民家の敷地内にお邪魔しちゃってる感じがして不安です。この道で…いいんだよな?
ちょっと珍しい光背付き立像
ここは西長山なのか
不安な山道を歩いていくとお堂の上に立つ大仏様に出会いました。その前にこの大仏について。正式名称は不明で、通称「長の大仏」と呼ばれています。ただしこの場所自体は「西長山阿弥陀堂」というそうですね。
また、由来っぽい説明もあります。「霊夢に依り此地に阿弥陀堂を建立す」と刻まれている気がします。霊夢ってのは夢で見る神のお告のことですね。というわけで、「ここに大仏建てようぜ」って神様が言う夢を見たから作った、ということみたいです。夢と現実のスケールでけー。
みんなを見守ります
というわけでこちらが全景です。台座を除いた像高は4mくらいでしょうか。先程の案内によれば石像とのこと。
集中線大仏
んで、何が珍しいって背中にトゲトゲ持ってるんですね。これ、ピカーっ!て光ってるのを表しているんですが、これがある大仏ってちょっと珍しい。
もうライトアップしないの?
足元には電灯と外されたコンセントがありました。ライトアップしてる時もあるんでしょうね。
採石場がすごい
右側に小さく大仏があるのがわかるかな
先ほどの参道、途中で採石場への入り口と接続します。どうもこの敷地、採石会社の敷地内っぽいですね。もちろん参拝は自由にできますが、こっちに入ったらダメ。
っていうかここ、もしかして廃墟?
採石場ってのは本当に雄大でかっこいいですね。
これが西長山なのか?
かなり巨大な崖。地面に四角い箱が転がってるけど、これに収めるのかな?
思わぬ出会いに感謝
まぁ正直、大仏はちょっと小ぶりでふーんって感じだったんですが、むしろその背後の採石場がカッコ良すぎてテンション上がりましたね。全国の採石場を見てみると、有料で見学できる施設なんかもあるので、たまに非日常を味わいたい方に採石場巡り、おすすめですぜ。