ほらご覧、水没ペンション村だよ
岡山県牛窓町です。この辺は「日本のエーゲ海」とも呼ばれていて、ペンションだかロッジだかがたくさんあったり、オリーブ園があったり、ちょっと素敵なところです。
その素敵な街の一画に、不思議なスポットがあります。ここは通称「水没ペンション村」。数軒のロッジが床上浸水している不思議な光景を見ることができます。
岡山の水没したペンション群、最高だった。のどかな風景の中に漂う退廃美。木々にとまる無数の水鳥たちが怪しさを増す。海に飲み込まれる前には、どんな日常があったんだろうか。 pic.twitter.com/e2pkVXVdrU
— 斎藤ポポポ (@saitoh_ppp) August 8, 2020
ドローンを使って空撮してきたのでその写真をご覧ください。
牛窓の通称「水没ペンション村」をドローンで撮影
ペンションとかロッジとかバンガローとかの違いは実はよくわからん
あたり一帯見事に水没しております。ここ、かつては「グリーンファーム」という施設で、数軒のペンション以外にもテニスコートやプールなどを擁する施設だったようです。しかし廃業の後、海水の浸水を許してこのようになってしまいました。
鏡みたいな海面
元々ここは干拓地であり、排水ポンプによって海水を排水していたようです。しかし廃業に伴いこのポンプも停止され、結局干拓地は元の海に戻りましたとさ、という話らしいです。
この辺汚いね
おかげさまでこのような神秘的な光景が出来上がってしまったわけですね。
パッと見浅そうだけど、結構浸かってる
で、ここ、一般的には「水没ペンション村」と呼ばれています。牛窓には「牛窓ペンション村」という現役の施設がありますが。その牛窓ペンション村とこの水没ペンション村は無関係とのこと。
現役施設からしてみれば、ある程度負の遺産として認識されているスポットと同一視されるのは迷惑でしょうね。
この微妙な感覚の配置
ただこれは廃墟マニア的視点かもしれませんが、この建物が沈みゆく光景もこれはこれで美しいので、観光地化できるんじゃないかなと思いました。無責任ですね(笑)
離れて見ると藻も素敵なアクセントに
でも実際、美しくない?
かつては何だったんでしょうか
プールかテニスコートか別のものかわからないけど、大きなフェンスがあります。
鳥たちの休憩所
近づいてみると、水鳥達がソーシャルディスタンスで休んでいました。この物件、めっちゃ鳥がいます。結構不気味です。
映画「フラッド」を思い出します
水没した街頭。
内容不足
以上です、ありがとうございました。
ゴーストタウン、俺は好きだぜ
「廃墟」と言うと建物1軒のイメージですが、「ゴーストタウン」だと町全体が無人と化して不気味なイメージ。それはそれでまた妄想が捗ります。
中国の話ですが、巨大な屋内遊園地が無人となってしまった施設があります。現役当時はどんな賑わいがあったのか、思いを馳せながら撮影してきたのでご覧ください。アトランティース!