SBIネオモバイル証券について考える阿修羅
国内企業の株は100株単位での売買となるので、1株=1,000円の会社でも10万円用意しないと買えない。だから結構買うの躊躇します。でもSBIネオモバイル証券なら1株単位での購入が可能なので、1,000円ありゃ株が買える。
てなわけでSBIネオモバイル証券を使って、1株からのコツコツ株式投資を始めました。「1株だとあんま儲からんかな」と思ったんですが、わりと良い感じに含み益が増えてきました。
「運用成績」「ネオモバイル証券の特徴」「銘柄を選ぶ方法」についてそれぞれ解説します。
目次(もくじ)
結論:2ヶ月間の運用成績は1,884円のプラス
プラスだプラスだやったった
株式投資ではリスク(投入資金)が大きいほどリターン(利益)が大きくなります。なので少額投資の場合、ぶっちゃけそこまで稼げません。現実的な成功例として利回り3%くらいだとすると、10万円投資して3,000円稼げる計算です。3,000円でももらえりゃ嬉しいけど、これで老後資金を作るぜとか考えたら、厳しい。
拙者の場合そもそも老後資金はiDeCoやつみたてNISA等で別に作ってるので、SBIネオモバイル証券では日々のお小遣いを稼ぐための投資として短期目線で始めました。11/12から投資を始めて現在1/20なので約2ヶ月。記事執筆時点で49,186円の投資額に対して+1,884円の評価益です。だいたい利回り4%いかないくらいで運用できてる計算です。わいわい。
補足:ここ最近は大幅な株高
11月から日経平均株価は爆上げでした
とまぁ私の運用成績はプラスになってるんですが、これは正直「運が良かった」のも大きいです。というのも、ちょうど私が投資を始めた11月から1月現在まで、日経平均が爆上げしたからです。連日2000年代の最高値を更新しまくる爆進っぷりでした。つまり「特に何も考えずに投資しても儲かる状態」だったので、そりゃ利益も出るわという話です。
今回たまたま運良く流れに乗って利益を膨らませることができましたが、当然場合によっては損することもあります。一攫千金の話ではないので、きちんとリスクを把握して余剰資金を投資資金に使ってね。
株の少額投資にSBIネオモバイル証券をおすすめする3つの理由
1人の人間が無力でも3人なら強大な力になるように、メリットも3つあれば強い
1株単位で取引できる証券会社はSBIネオモバイル証券以外にもたくさんあります。それでも私がSBIネオモバイル証券を使う理由はなんなのか!主に以下の3つを解説します。
- 1株(単元未満株)から購入できるので、500円もあれば取引可能
- Tポイントを購入資金として使える
- 取引手数料は実質月額20円と激安
1.単元未満株の取引が可能!500円あれば取引できる
意外と500円で株買える
一般的な株式取引は100株単位で行われます。100株のことを「単元株」と呼びます。一方でSBIネオモバイル証券など、一部の証券会社では1株単位での取引が可能です。このように単元に満たない株のことを「単元未満株」と呼びます(SBIネオモバイル証券では「S株」とも呼ぶ)。
中には1株=300円とか400円とかの会社もあります。なので単元未満株なら、だいたい500円くらいから株を買うことができます。
また、1株から買えることで様々な業種の株を購入できる、という分散投資できるメリットもあります。投資の基本は分散です。もし航空会社の株だけ持ってたら、今回のコロナショックでえらいことになってたでしょうね。
SBIネオモバイル証券はなんとIPOにも1株から参加できます。IPOは新しく上場する会社の株を、上場直前に購入できるってイメージです。
上場直前と上場日当日とでは、価格が大きく上昇するケースがほとんど。なのでIPOで購入して、上場日に売却することで高い確率で利益を得られるので、人気の投資の手法です。ただし、IPOに参加するためには申し込み後に行われる抽選で当たらなければいけないので、誰でも申し込めるわけではありません。
通常このIPOも100株単位で行われますが、SBIネオモバイル証券なら1株から参加できるので、資金的にはIPOに参加しやすいというメリットがあります。自分は2回参戦して、2回とも落選でした(涙)
2.Tポイントで株の買い付けが可能
Tポイントで株が買えるって!?
SBIネオモバイル証券は現金だけでなく、Tポイントも1ポイント=1円として株の購入資金に充てることができます。現金と合計することもできるので、貯まったTポイントがあれば株購入資金に使うことができます。
Tポイントって、ファミマやENEOSやウエルシアなどで地味に貯まるので、貯まったTポイントを使って株を買うと現金を減らさないので気が楽で良いです。ちなみにTポイントはTポイントカードを作らなくても、スマホ用のモバイルTポイントカードを作れば無料で簡単に作成できるぜ。
「Tポイントあるしお金にも余裕あるから、20株くらい買ったろかな?」なんて思うかもしれませんが、一度に買うよりも何度かに分けて買う方がおすすめです。
株価は日々上がったり下がったりするので、今が1番安いとは限りません。なので買えるときに一括で買っちゃうのは高値掴みしちゃうリスクがあります。それよりはあえて何回かに分けて買うことで、購入価格が平均化されて高値掴みを避けられる可能性があります(絶対じゃないよ!)。
3.手数料実質20円!単元未満株の中では激安
手数料を侮る者は…
単元未満株を取引できる証券会社っていくつかあるんですが、その中でもSBIネオモバイル証券は手数料が安いのでおすすめです。
単元未満株の料金形態で多いのが「約定金額の0.5%」というもの。つまり1,000円の株を買うと5円の手数料がかかります。
一方でSBIネオモバイル証券は月額制の手数料です(事前にクレジットカードの登録が必要になります)。下記の通り細かく決まってますが、少額投資の場合は月間約定金額が50万円以上になることはないので、大体の人が月額220円(税込)になると思います。
月間の株式取引約定代金合計額 | サービス利用料(税込) |
---|---|
0円~50万円以下 | 220円 |
50万円超~300万円以下 | 1,100円 |
300万円超~500万円以下 | 3,300円 |
500万円超~1,000万円以下 | 5,500円 |
以下、100万円ごとに1,100円が加算(上限なし) |
これだけだと割高なんですが、毎月手数料を支払うと200円相当のTポイント(期間固定ポイント)がもらえます。もちろんもらったTポイントは株の購入に使えます。なので差し引きすると実質的な手数料は20円ほどであり、単元未満株の取引手数料としては激安の部類に入ると思います。
- 一般的な単元未満株の手数料:約定金額の0.5%
- SBIネオモバイル証券の手数料:(実質)月間20円
私の場合11月から投資を始めたので、これまで支払った手数料は実質60円。んで投資額は47,302円。なので実質の手数料負担は0.126%(60円÷47,302円×100)であり一般的な手数料よりもはるかに安かった!
そんなわけでコスト面でも優れているので、単元未満株の取引をするならSBIネオモバイル証券がおすすめってわけさ。
ちなみに取引しない場合はサービスの停止もできます。ただし、申告日の翌月から停止となります。停止と再開は何度でも自由に変更できます。
当たり前ですが、どんな株のプロでも常に儲け続けるのは無理。いくら決算が良くても、コロナショックのような社会情勢で一時的に株価が下がることもあります。そんなんを予測できたらもはや未来人。
だけど投資におけるコストは投資前から知ることができます。未来は予測できないからこそ、手数料や税金といった確定的なコストを比較するといいと思いますよ。
補足:単元未満株でも配当金あり!場合によっては優待ももらえる
配当利回りで銘柄を選ぶのも良いかもね
ちなみに単元未満株でも株主であることに変わりはないので、配当金を受け取ることができます。まぁ1株あたり20円とかなんで、ウハウハできるほどもらえるわけじゃないんですけど。
また、株主優待もあります。ただし、ほとんどの銘柄は100株以上保有していることが条件になります。単元未満株でも優待くれる銘柄はなかなか少ない。
株式銘柄の選び方
で、株始める時まず悩むのが「どの会社の株買ったらええんや?」という話。これについてもちょっとお話しさせてください。
本来は戦略にあった選び方が大事
理想を言えば戦略に合わせた銘柄選びが大事だと思います。長期か短期か、配当や優待を考慮するのか、どういう業種で持ち株を構成するか…とか。
でも実際いきなりそんなに考えて投資するのは無理だと思うんで、自分がやってみた手法を紹介するね。
簡単:右肩上がりの有名企業から選ぶ
右肩上がりのご利益に乗っかろう
国内株なんて2,000銘柄以上あるので、1つ1つ選んでたら老いて死にます。なので、「自分が知ってる有名な会社から選んじゃう」。もうそれでいいと思います。
有名な会社の中でも、右肩上がりで株価が推移している銘柄を選ぶと強いんじゃないかなと思います。例えば任天堂とかソニーとかは、コロナの影響を感じさせず、ここ1年間で見ても右肩上がり。
まずはこういう安定してイケてる株を購入しとくといいんじゃないかなと思います。実際自分も最初はこんな感じで選びましたし、これである程度利益でました。
ちょっと株式投資に詳しい人だと、SBIネオモバイル証券は使いにくいかも知れません。というのもSBIネオモバイル証券の約定タイミングはリアルタイムではないからです。9:00-10:30に注文を出した場合、当日の後場始値で約定します。
このように約定タイミングがズレるので、スキャルピングのような超短期間での売買には向きません。
決算情報と現在株価から選ぶ
自分の場合、短期売買で儲けることが目的です。なので投資スタイルは「逆張り」って言って、値下がりしている株を買うことが多いです。
でも値下がりしている株は今が底とは限らず今後も下がり続ける可能性もあります。なので決算情報を当てにして、決算情報を使います。
決算情報もこれまたボリューミーなので細かく見てると死ぬので、株探等のサイトで「決算発表があった会社」「決算内容の良し悪し」をさらっと確認し、その上で会社情報や株価を見て購入を判断します。コロナ前よりちょい下がってるくらいの株価だと良い感じだと思っています。
投資資金は節約によって捻出しよう
何度も言うけど投資ってリスクを伴うものです。なので生活費、貯金とは分けて投資資金を捻出するべき。私の場合、月間の予算を作成して、それを下回ることができた場合、それをSBIネオモバイル証券への投資資金として活用しています。
「家を持たない」は過激ですが、「携帯会社への乗り換え」「自炊+食事メニューの定番化」など、ギチギチな節約で資金を作っています。