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富良野観音
どうしても俺にはカラオケマイク持ってる演歌歌手に見える

北海道上富良野町です。そしてあれが富良野聖観音。めちゃくちゃ大きく見えるでしょ?でも本当はそこまで大きくもない。見た目も普通。言ってしまえば地味です。こうやってブログに書くのも悩むレベル。

まぁそんな観音様なんですが、やっぱり掘ってみると色々と面白いところもあるので、紹介していきます。

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ウサミミ
頭にカラスついてますよ。

眺めの良い観音様

広い敷地
北海道を感じる無駄に広いスペース

国道237号線を走っていると偶然見えてきます、大きな観音様。近づいてみると大きいわけではなく、丘の上にあり、さらに像高の半分近くを占める台座にいらっしゃることがわかります。

台座が分厚い
台座オン台座オン台座

お名前は富良野聖観音。そのデザインも左手に蓮の花を持つオーソドックスなスタイル。

景色が良い
良い景色を独り占めしちゃう観音

ただその眼前にはかなーり雄大なイケてる景色が広がります。観音様の目線だとより良い見晴らしだろうなぁ〜。

後ろ姿
背中が遠い

後ろ姿。特に何もなし。

広い
うーんわびさび

周辺はわりと綺麗にお手入れされています。

しあわせ観音とは
しあわせ観音とは

常香炉の柱に「しあわせ観音」と張られています。小豆島の大観音も「しあわせ観音」って言われてますよね。

意外と大分産!気になるお名前も…

集会場
宴会しそう

お隣には集会場みたいなのがありました。

観音建立概要
観音大解剖

概要があります。結構赤裸々に書かれてて面白いので抜粋します。

  • 昭和五十九年九月二十日建立
  • 事業費用 三千五百万円
  • 全高 15メートル
  • 御顔の大きさ 2メートル20センチ
  • 御胸囲り 7メートル50センチ
  • 総重量 6トン

顔の大きさや胸囲まで晒されているのが面白い。台座を含めた全ての大きさは19.5mで、蓮花台含めた全長は15mとのこと。なので身長そのものは12mくらいになるのかな。

で、さらに興味深いのが、大分で作られて、そこから船で運ばれたようです。もうそれだけで費用の1/3使いそうな長旅。

そしてさらに企画製作者に「五味光洋」とあります。なーんか見覚えある名前。あ、これ大分県の「いのりの里」でもみた名前だ!

上記記事にもある通り、「日本道祖神研究家」を名乗っています。また調べてみると、秘宝館に展示している仏像の多くを作った方だとか。言ってみればその筋のレジェンドが作った仏像というわけ。

正面から富良野観音
もはや現存する秘宝館は熱海のみ

見た目は地味だとか言ってしまいましたが、こうした背景を知るとなかなかに味わい深い観音様に思えてきます。楽しい時間をありがとう!富良野観音!

遠くから観音様
フォーカス観音

意図せず、道路の何らかの構造物が観音様にフォーカスしている表示のように撮れた。

観音様、面白いよね

世の中いろんな観音様があります。見て楽しむだけでなく、調べてみると意外な発見もあったりする。

福岡県の山中に半ば放置されている観音様。なんの案内もないけど、刻まれたサインから推測するに、長崎の原爆投下地である平和公園内に設置されている、平和祈念像を作った人の作品だと思われます。どうしてそんなものがこんなところに…?