ありがたいことに、Adonit社からJot Script 2 Evernote Editionを頂きました。今年4月に発売されたばかりのスタイラスペンで、タブレットで文字や絵を描くのに特化しています。
以前購入したiPad Air2を持て余していたので、Jot Script 2とiPad Air2で電子ノートとして使ってみました。
Jot Script 2の使い心地をレビューすると共に、果たして電子ノートは紙のノートの代わりになるのか!?ということを紹介しますね。
Jot Script 2 Evernote Editionのレビュー
今回iPadにはPenultimateというアプリを使ってみました。
Jot Script 2はPenultimate以外にもAdobe Sketchとかいろんなアプリに対応してますが、いろいろ使ってみてPenultimateが最も使いやすいと思いました。
さっそくiPadをノート、Jot Script 2をペンとして使ってみたところ、過去のスタイラスペンと比較すると確実に素晴らしい書き心地でした。作ってくれた人々に感謝。
Jot Script 2はペン先が1.9mmと細いので、他のペンに比べてよりボールペンに使い感覚で文字が書けます。と言っても実際に比較してみるとまだまだなので、間違いなく違和感はあると思います。でもすぐに慣れるさ。
で、まぁ書き心地は良いんだけど、問題はこれがデジタルだってことなんですよ。書いた線が認識されなかったり、思ったところとズレて認識されます。
アナログなら線が認識されなかったり、引いたところと線がズレるなんてのはありえないんですよ。これが非常にストレスになりました。
実際に中日のスタメンをJot Script 2で書いているところを撮影しました。平田と荒木のところで誤作動しているのがわかると思います。
Jot Script 2は、スタイラスペンの中で見ると間違いなく最高の部類にあると思います。これだけスムーズに文字を書けるのはすごい。でもハードが優れていても、ソフトがまだまだかなという印象です。
ペンを持ち替えることなく色を変えたり、太さを変えたり(筆圧感知してくれたら最高なんだけど)、書いた線を取り消したりと、デジタルならではの強みもあるのですが、アナログの正確さには劣るなというところですかね。
その他Jot Script 2の良い所に触れておくと、50分間の充電で20時間以上使える点ですね。
しかも充電は磁石で接着なので超簡単です。充電器のサイズは親指くらいなので邪魔にならないし、USB給電だからPCから受電できます。普通に持ち運びできますね。
あとなんかTシャツが同梱されてた。着るかなぁ(笑)
Jot Script 2とiPad Air2で電子ノートとして使ってみた結果
てなわけでiPad Air2+Jot Script 2があれば紙のノートの代わりになるかということですけど、結論から言うとちょっと厳しいかなと思いました。
Penultimateだと、手首を画面に置いても認識されないパームレスト機能があります。
この機能のおかげで、ノートに書くときと同じように、iPadの画面上に手首を置きながら書けます。でもここでも再びアナログとデジタルの壁があって、このパームレスト機能が100%じゃないんですよ。たまに誤作動するんすよ。
なので例えばインタビューでの発言をメモするために使うとか、そういう用途には向きませんね。「あ、すいません今のうまく書き取れなかったんでもう一回言ってください」ってなります。一方、自分の思考を整理するためだとか、アイディア書き出しとかでゆっくりと使うのならありだと思います。
今後私はiPadとJot Scriptを机の片隅に置いて、タスクや思いついたことをメモる用途で使おうかなと思います。手書きだとなんだかアイディアも膨らみそうだし、意識高そうでしょ?