その昔ナゴムレコードというレコード会社がありました。
そこに属するバンドはみんながみんなキワモノ揃い。
意味のわからない、ノリで書いたような適当な歌詞と、何をするでもなくステージ上で踊り狂うナゴムの面々…。
そんなナゴムからは、紅白にも出場したかの有名な「たま」や日本テクノ界の重鎮「電気グルーヴ」など、意外な著名人を輩出していたりするんですが。
その中の1つに「筋肉少女帯」というバンドがあります。
目次(もくじ)
内向的!引きこもり系の歌詞!
j-popの歌詞ってどっちかっていうと応援歌的な、ポジティブ的な歌詞が多い。
その内容も恋愛だったり、友情だったり…。
一方こちらの筋肉少女帯、かなりネガティブな歌詞を得意としています。
恋愛を扱った曲ももちろんありますが、一方的な片思いだったり、恋人がゾンビだったりと面白いです。
決してクラスの人気者ではなく、どちらかと言うと空気。
しかしそれでも自分はあいつらとは違うと、自分は本当はすごいんだと、そんな気持ちを持った人にはストライクを放つバンドです。
最近ではゴールデンボンバーが非常に近いですね。
どちらかというと非モテ系みたいな。
ライブパフォーマンスにしても、キーボードがやることないときはステージ上を走り回ったり、ボーカルがヌンチャク回したりね。
ももクロとは直接縁があって、「労働讃歌」の歌詞は筋肉少女帯が提供しています。
ももクロの楽曲をいくつか作曲しているNARASAKIさんも、かつて筋肉少女帯のボーカルと「特撮」というユニットを組んでいたりと、アイドルグループではあるものの筋肉少女帯に縁があり、近い感じがします。
筋肉少女帯の歌詞紹介
踊るダメ人間
ダメダメダメダメ人間!
人間!人間!
レティクル座の花園
モモコ生と死の境でつぶやいた
「あの世は花咲き乱れてる園よ」
「モルヒネの麻酔のまぼろしさ、それでなきゃきっとうわ言」
鉄道少年の憩
俺はご覧の通りの「ピー」だから
心と身体を二つに分けて
自分同士で恋をするのさ
イカした恋をエンジョイするのさ!
パブロフの犬
パブロフの犬だ!パブロフの犬だ!あなた方は!
リング・ア・ベルで
リング・ア・ベルで
よだれを垂らして!
労働者M
ダイアモンドはただの石
一万円札はただの紙
アンモナイトはただの貝
人間とは一体なんだー!?
蜘蛛の糸
背中越しに笑うあの娘 あなただけはとても好きだよ
くだらない人たちの中で 君はどうして明るく笑うの蜘蛛の糸を昇って いつの日にか見下ろしてやる!
蜘蛛の糸を昇って いつの日にか見下ろす
ただの歌詞が面白いバンドじゃない!演奏技術も高くて驚く
【ニコニコ動画】筋肉少女帯 - サンフランシスコ 橘高vsエディ(高画質)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4029520
ただ歌詞が面白いだけじゃなく、演奏もすごい。
これで大槻ケンヂのボーカルがうまかったら、ともよく言われるけどもあの個性的なボーカルがあってこそ筋肉少女帯だと思う。
こんな後ろ向きな歌詞に共感しちゃいけないんだけどね、どうしても非常に共感してしまうのです。
ネガティブなのにどことなく痛快。
非常にいいバンドです。