Crispy Backboard PRO 2023でキーボードとトラックパッドを縦配置
「俺はMagic KeyboardとMagic TrackpadをMacBookのように縦に配置して使いたいんや!」
というわけで「Crispy Backboard PRO 2023」という製品を購入しました。8,980円(税込)です。これがあればクラムシェルモードでもMac MiniでもほぼMacBookと変わらない感じで使えます。やったね。
これだけでなく、Amazonにて3,999円で販売されていた「Sikai 2-in-1 スタンド」なるものも買って比較してみました。一長一短ありますが、トータルで見ると「Crispy Backboard PRO 2023」がおすすめです。
「マジックキーボードとマジックトラックパッドを一体化させたいぜ」という人に向けて、おすすめするこの2つの商品を紹介していきます。
目次(もくじ)
マジックキーボードとマジックトラックパッドを一体化したい
縦に並べたキーボードとトラックパッド
さて先日、ようやくマジックキーボードとマジックトラックパッド(ついでにマウスも)がUSB-C化したので購入したのですが、そのデザインは相変わらず横並びで使うことに適した形状でした。
しかし、我々はこれらの製品を縦配置で使いたいのです!MacBookと同じように!
キーボードとトラックパッドをMacBookの配置で使える商品を買ってみた
Sikai 2-in-1 スタンド(左)とCrispy Backboard PRO 2023(右)
今回使ってみたのは「Crispy Backboard PRO 2023」と「Sikai 2-in-1 スタンド」の2つです。それぞれ紹介していきます。
Crispy Backboard PRO 2023:ちょっと高いが最もMacBookに近い
Crispy Backboard PRO 2023は透明の一枚板。イメージとしては板の下にトラックパッドを、上にキーボードを置くことで、縦配置を実現します。
フラットな並びではない
ただし、このようにキーボードとトラックパッドに高低差ができてしまいます。そんなに気になりませんでしたが、MacBookとはちょっと違うのでマイナス。
トラックパッドの上部が隠れて奥行きが縮まる
ただこの高低差があることで、クソでかいトラックパッドがキーボードの下に隠れます。おかげでトラックパッドがそこまで邪魔になりません。
MacBookAirとの奥行き比較
実際にMacBook Air13インチと隣に並べてみると、キーボードとトラックパッドのそれぞれの奥行きがほぼ変わらないことがわかります。
MacBookAirとの幅比較
幅もほとんど一緒。パームレストがトラックパッドの幅を縮めてくれるので、でかいトラックパッドの幅もMacBookとほぼ変わらないサイズ。これは良いぞ。
本体を持ち上げるとトラックパッドだけ置き去りに
ちょっと難点なのが、一体化と言っても乗せてるだけなので移動する時にはいちいち分離してしまうこと。また膝の上だと安定して使用できません。とはいえ、机での使用感はMacBookとほぼ変わらないのでかなり気に入りました。
もう一点言及したいのが、価格が8,980円(税込)であること。「ただのアクリル板」として考えるとなかなか高額な印象です。しかし細かいところまでこだわって作られており、なるほど確かにこれは良いものだと思える商品でした。
Sikai 2-in-1 スタンド:安いし一体化度は高いが気になる点も
傾斜をつけるため、裏面にはフリップスタンドを貼り付けている
続いて紹介するのは「Sikai 2-in-1 スタンド」。こちらはAmazonで3,999円で販売されています。こちらの方が価格がお手頃。
そしてこちらもアクリル板ですが、先の製品とは違い、くぼみに嵌め込むタイプです。
見た目はスケルトンMacBook
はめ込むとこんな感じ。Crispy Backboardと違って高低差が生まれず、フラットな一枚になるためMacBookにかなり近づきます。
MacBookとの奥行き比較
ところが!この通り、マジックトラックパッドがデカ過ぎるため、MacBook Airと比較すると奥行きが増えます。
MacBookとの幅比較
全体の幅は同じですが、トラックパッドの幅が段違い。16インチや15インチのMacBookだとあまり変わらないかもしれませんが、13インチのMacBookだと全然使い心地が違うので、誤タッチが増えてしまいます。せめて「タップでクリック」はオフにしないと誤タッチ祭りが開催されてしまいます。
入らないけども
また、はめ込むと言っても寸法がギリギリなので、かなりギッチギチな状態になります。傷つきそうで怖いんだよ。
ギチギチなおかげで裏返しても簡単には落ちないのは怪我の功名です。その代わり、充電する際には抜き出して、またギチギチしながらはめ込まないといけません。
キーボードはわりと着脱しやすい
はめたらはめたで四隅はちょっと余る。とはいえ問題なし。適合機種は下記の通り。
【適用型番】Apple Magic Keyboard(A2449、A2450、A1644)とMagic Trackpad(A1535)用に設計されています(ご注意:テンキー付きのApple Magic Keyboardには対応していません。
分厚いし重い
また、はめ込むタイプなので製品に厚みがあり、MacBookAirを閉じた状態よりも分厚いです。そして重量もおそらく1kg程度はあるんじゃないかなと思います。重たいよ。
そんなわけで、一体感は素晴らしいのですが、とにかくどでかいトラックパッドが邪魔すぎます。何かアルミシートみたいなもので誤タッチを防止できたらだいぶ印象が改善すると思いますが、私のようなぶきっちょにはハードルが高いのであった。トホホ。
キーボードとトラックパッドを一体化するその他の候補
というわけで多少の不満こそあるものの、しっかりとお金をかけてCrispy Backboard PRO 2023を購入するのがおすすめです。
ちなみに、こうしたマジックキーボードとトラックパッドを縦配置で一体化する商品は他にもあります。いずれもまた別のデメリットなどがありますが、他にも候補となった商品を紹介します。
Tyonit ハーモントレイ:在庫切れ
こちらはAmazonで販売されていますが、残念ながら2024年の8月以降在庫切れの状態が続いています。一応メルカリ等では手に入るようです。
Sikai 2-in-1とは異なり、本体そのものに傾斜がついており、M1時代のMacBook Airに近い印象です。また、素材はシリコンでツメで固定するようなので、Sikai 2-in-1ほど着脱に苦戦することはなさそう。
ただし、やはりクソデカトラックパッドがそのままなのでつらい。
あと「タップしてクリック」をオフにしろとの記載があります。「この機能は誤タップを誘発する」というのがその理由みたいですが、別に製品特有の問題というわけではなさそう。
eXpress Keyboard Platform:高すぎ
画像引用元:Keyboard Platform - BulletTrain
こちらは海外からの取り寄せのみ。なかなか良さそうですが、Crispy Backboardと同じくキーボードとトラックパッドの段差ができてしまうこと、そしてトラックパッドがそのままサイズになるのでどうだろう。
そして何より価格ですよ。25,100円+送料11,100円ということで、これはもう無理。
【参考】 Keyboard Platform - BulletTrain
メルカリの3Dプリンター職人:メルカリじゃなければ買ってた
画像引用元:livehack の出品した商品 - メルカリ
メルカリで3Dプリンター職人が作ってくれる、というものもあります。細かいカスタムにも対応してくれるようです。
見てみると、トレーに乗せるタイプで使いやすそうで、しかもトラックパッドのサイズ調節も可能(奥行きは調節不可)。価格もカスタム次第ですが、Crispy Backboardよりは安そう。これ、一番良いんじゃないか?
MacBookをクラムシェルモードで使うなら縦配列!
結局Crispy Backboardを大活用しています
とにかくMacBookの下半分を出してくれればそれが一番なんですけどねぇ。そうはいかないのでこういった商品を買うしかありません。
ほんでCrispy Backboardにおいても「ここがもうちょっと…!」みたいな不満がないこともないので、それでいて1万円近い金額を払うのもなかなかな気がします。とはいえ現状、使い心地だけでなく入手しやすさも踏まえると至高に近いと思います。
クソデカトラックパッドさえ我慢できればSikai 2-in-1 スタンドもお手頃価格だし悪くないかなと思います。この辺はもう好きに選んでください(雑)